ひかるぶろぐ

味を乗せやすい切り方でつくる「こんにゃくの味噌和え」

こんばんは。ひかるです。

小さい頃から僕はこんにゃくが大好きで。商店街のおでん屋さんで買ってくるおでんタネは決まってこんにゃくをねだってました。食感がたまらないんですよね。食べたこんにゃくは飲み込まずずっと口の中に入れてコロコロ転がすっていう酔狂じみた子供だったのです。

てなわけでこのエントリーではこんにゃくを使った酒の肴です。こんにゃくのおつまみといえば、甘辛く煮っ転がすのが定番。それじゃ面白くないので今回は味噌で和えてみました。

おつまみや常備菜として作り置きして冷蔵庫に入れとくと便利です。

 

煮っころがしでは調理に時間がかかりますが、味噌和えならほぼボウルで混ぜ混ぜするだけです。

 

つるっつるな食感が楽しいこんにゃく。ですが、この質感のおかげで味つけしても味が乗りにくい弱点があります。

 

味付けしやすいよう、表裏をさいの目に切れ目を入れます。ただし、これでは不十分。

 

たとえば、上の画像のように包丁でカットすると滑らかな断面になってしまいます。じゃあこの断面をまた切れ目入れる?そんなの面倒です。

ということで、こんにゃくをカットするのに包丁は使わずスプーンでえぐることで断面を凹凸にし味を乗りやすくするのが一般的ですが、もっといい方法がありました。

 

スプーンじゃなく、フォークを使います。だって、明らかにスプーンよりもフォークの方が形状がデコボコしています。

 

上からブスブスっと一口大になるよう丸く刺していきます。

 


左が包丁でカットしたもの。右がスプーン。右のほうが明らかに断面がデコボコしています。フォークいいかも。

 

 

一口大に分けたこんにゃくを沸騰した鍋で2〜3分下茹で。こうすることでこんにゃく特有の臭みが消えて食べやすくなりますが、今回はこんにゃくが主役の料理なので「こんにゃく臭さ」をあえて残すのも美味しいんです。

料理では雑味やアクは嫌われ者ですが、全て取り除いてしまうとその素材らしさが失われてしまいます。実は雑味やアクも美味しさの一つ。

 

下ゆでしたこんにゃくと調味料をボウルの中で和えます。下ゆでしなければ火を使わないで作れる手軽さがいい。

 

味噌の甘さ、ほのかなかつおだしの香り。この料理は味噌味なんだけれど、おでんダネのこんにゃくを思わせる味わいに仕上がりました。

こんにゃくは冷凍できませんが、冷蔵で1週間ほど保存がきくので常備菜としてもどうぞ!

ひかる