ひかるぶろぐ

「日本三大居酒屋豆腐」なんてことないけど、うまい

こんにちは。ひかるです。

今日のつまみは寒い季節の湯豆腐です。家庭の湯豆腐ではなく「日本三大居酒屋豆腐」と言われる大衆居酒屋の名店で出される湯豆腐に仕立てました。厳密にはレシピを教わったわけではないので悪しからず。

感動するうまさ、というより安心感のあるうまさ。「美味しい」より「うまい」がしっくりくるような。

相変わらず簡単なので我が家ではこの冬エンドレスリピートする予定します。

 

日本三大居酒屋豆腐とは?

僕は「歳を経たらこんなおじさんになりたい」と思っている人がいまして、それがグラフィックデザイナーで居酒屋探訪家、太田和彦さん。日本全国の居酒屋を飲み歩き、居酒屋・酒・つまみに関してローカルかつ深い情報を書籍や自身のTV番組で発信されている御人です。いい居酒屋の三原則として「いい酒いい人いい肴」という人類史に残る名言を残されている方でもあります。

太田さんの消え入りそうな声、物腰の柔らかさ、言葉の選び方、人との距離感。とてもいい塩梅で惹きつけられます。太田和彦さんはひかる的最もお会いしてみたい御人の一人です。それも、ぶらっと入った居酒屋でたまたま遭遇するみたいなドラマティックな感じがいいなあ。

Amazonプライムで太田和彦さんを拝むことができます。これがまた最高の番組です。

>>太田和彦の日本百名居酒屋

 

で、「日本三大居酒屋豆腐」とは太田和彦氏が選んだ3つの居酒屋(盛岡「とらや」横須賀「大衆酒場ぎんじ」伊勢「一月家」)で供される湯豆腐のこと。

>>食べログ:盛岡「とらや」

>>食べログ:横須賀「大衆酒場ぎんじ」

>>食べログ:伊勢「一月家」

 

僕は残念ながらどの店にも赴くことは未だできていませんが、太田氏が推薦する湯豆腐とはいかがなものか、いや間違いないでしょうというわけで今晩のつまみとすることにしたわけです。

本家の味を知りませんが、太田和彦さんの言葉を参考に作ります。

居酒屋の湯豆腐というのは鍋料理じゃなくって、昆布出汁に一丁を温めておくのね。で「豆腐」というとそれを救ってぺたっとカラシを塗って、ねぎとかつぶしをかけてぱっと出るわけ。

出典:東京FM「Tokyo Midtown presents The Lifestyle MUSEUM vol.482」

 

ほほう、昆布だしで温めた豆腐にカラシとねぎにかつぶし。

 

ちなみに太田和彦さんの貴重なラジオ出演、ピーターバラガン氏との対談音声を聴けます。

>>東京FM「Tokyo Midtown presents The Lifestyle MUSEUM vol.482」

 

昆布出汁で豆腐を一丁温める

湯豆腐に昆布出汁って定番ですが、この理由はうま味が弱い豆腐を下支えするため。豆腐の原料である大豆のうま味成分はほとんどがグルタミン酸ですが少量なので、同じくグルタミン酸が豊富に含まれる昆布でうま味をプラスしています。

 

鍋に水を張り、昆布を戻しておきます。時間にして30分〜1時間ほど。

 

弱火でふつふつ。沸騰させると粘りや臭みが出るので沸騰させないように。

 

豆腐を一丁どどん。

 

カラシを塗って、ねぎとかつぶしをかけて

温めた豆腐を皿に盛り付けて

 

からしをぺたっと塗って

 

我が家でからしはチューブではなく粉がらし。使う直前に水で練るので辛味や香りが芳醇です。

>>粉わさびをおすすめする3つの理由

粉わさびをおすすめする3つの理由

2018年4月23日
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かつおぶしと

 

ねぎをかけて完成。この手軽さが最高。

 

驚くほどうまいわけではないけど、安心感のある味

日本三大居酒屋豆腐インスパア。これだけ見ると冷奴と見紛いますね。

 

醤油を垂らしていただきます。冷奴とは当然違いますし、いつもの湯豆腐ともやっぱり違う。それは豆腐に塗られたカラシがいい仕事しています。カラシっておでんで使われることがほとんどで食卓に登場する機会が圧倒的に少ない和風調味料のひとつですが、豆腐にカラシ。これはとてもいい。豆腐の甘みと辛味。

個人的には「つーん」と鼻にくるぐらいカラシはたっくさん塗りたくるのが好みかも。それを酒で流し込む。最高。

 

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ひかる