こんにちは。ひかるです。
梅干しに梅酒、梅シロップと今年の梅仕事はほぼ終了。
色々と仕込んでいく中でどうしても「使えない」青梅が出てしまいました。こんなヤツです。
いわゆる「傷む」ってやつで、表面が変色し凹んでしまっています。輸送中や店先で積まれることで梅の重みで傷んでしまっている部分です。
青梅を購入するときはなるべく、こうした傷んだ梅がすくないやつを買うべきなのですが、どうしても発見できないこともあるわけで。こうした傷んだ青梅は梅干しや梅酒などには使えません。傷んだ部分がカビなどの発生原因になるからです。
そのまま捨てるのももったいないので、塩漬けにしてみました。
傷んだ青梅だけ選り分け、追熟させます。熟れていくと傷んだ部分がどんどん悪くなっていきます。
追熟が終了したら、「傷んでいない」部分のみ包丁などでカットして集めます。「傷んだ」部分とタネは取り除きポイっ。この作業が地味に大変だったり。
あとは消毒済み瓶に10%食塩と一緒に詰めて冷蔵庫へ。画像は1週間ほど経った傷んだ梅の塩漬け。梅干しづくりと同じように塩の浸透圧で梅酢が出てヒタヒタになっていきます。
味わいは梅干しに比べて少し渋みが残りますが、ちゃんと食べられます。そのまま食べるというよりは、細かくたたいてキュウリと和えたり、イワシの梅煮など料理に使う分には普通の梅干しと全く遜色ありません。
梅干しと違うのは、冷蔵庫で保管しないとカビが生えやすいということぐらいなもので。梅干しをつくるよりも時短で、簡単にできるので割とおすすめです。
ひかる