こんにちは。ひかるです。
最近のカニマイブームによって、僕の五感情報アンテナに「カニ」がよくひっかかるようになりました。
かに本舗のズワイガニに感動し、ふるさと納税の返礼品のイバラガニに悶絶。
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「次なるカニは・・・」
とあたりを見渡してみると、スーパーに次なる標的が現れました。今宵はクリガニをいただきます。
スーパーで出会ったクリガニ
クリガニとは何者なのか。スーパーの鮮魚売り場で初めて見かけました。
ズワイガニやタラバガニと比較すると、ずいぶん小ぶりなカニです。ワタリガニよりは大きく、さながら毛蟹のような風貌です。それでも価格はクリガニ2杯で580円。
水揚げされる地元では1杯100円という情報もあるのでそこと比較するとお高めですが、名だたるカニ達と比べるなら破格の安さです。
クリガニはあまり市場に出回らないマイナーガニですが、水揚げ地では人気の「庶民的な」カニのようです。身は小さく可食部位は少なめ、それでもミソはしっかりつまっているのが特徴で、毛蟹みたいですね。
トレイから取り出すと勢いよくクリガニが動き出します。生きています。ラップでぎゅっと締めつけられ身動きが取れなかっただけで、まさか生きているとは。冷蔵庫の中で3日間は生きていることを確認しています。
2杯ともオス。お腹のふんどしが三角形だとオス、四角形だとメスなんだとか。
クリガニの食べ方1:酒蒸し
クリガニ1杯は酒蒸しにします。酒と水同量を鍋に入れ小皿で底上げしてフタをすること十数分。
ほんのり赤く綺麗に色づきました。
キッチンバサミで小分けにします。タラバガニと比べると、殻が薄く柔らかく力も使わずに分けられます。
楽しみにしていたミソですが、大部分が溶け出してしまい。。。
それでも小皿にいくばくか残ってくれていました。酒も混ざっているけどよしとします。
クリガニは「食べる」というより「しゃぶる」というイメージですね。身が小さいので食べ応えがありませんが、カニエキスが濃厚です。酒蒸しにするととても甘い。殻が柔らかいので歯で噛み切りながら中の身を吸う。
ズワイガニやタラバガニは脚や爪が至高でしたが、クリガニの場合は「肩肉」の可食部位が多く、我が家では争奪戦になりました。ちゃんとカニ食べてる感を味わえます。
クリガニの食べ方2:カニ汁(味噌汁)
クリガニもう1杯は味噌汁にします。身の食べ応えがない分、カニとして生まれた持ち前のうま味成分をいかんなく発揮してもらおうという算段。
水から茹でて取り出し、ハサミでちょきちょき。
鍋に戻すことさらに20分ほど炊きます。
最後に味噌を溶かしていただきます。
クリガニ丸々使ったカニ汁の完成です。
カニ汁にするポイントは「ケチらないこと」と学びます。うま味が豊富なカニとはいえ、それにはやはり限界があり、たくさん作ろうと水の量を多くしてしまうとせっかくのカニダシが薄まってしまいます。クリガニの杯数を増やすか、水の量を少なめにするか。クリガニと水のバランスが悪いと失敗します(しました)。それでも美味しいのです。
ひかる