こんにちは。ひかるです。
松屋銀座で素敵なお店を見つけました。全国の醤油を試飲して購入できる「職人醤油」。
>>職人醤油
相談に乗ってもらいながら試飲まで
松屋銀座の地下の一角に職人醤油さんはありますが、とても小さなスペースですがカウンター越しにスタッフさんに接客してもらえます。
醤油や料理の知識が豊富なスタッフさんに色々と相談やヒアリングしてもらいながら、ニーズにぴったり合う醤油を提案してもらえ、テイスティングをさせてもらえます。さながら酒屋のような感覚です。
醤油ってなんとなくは知っていたのですが、濃口に淡口、再仕込みに溜など実に多様な種類があって。何を選んだらいいのかってなりますがスタッフさんが話を広げてくれます。
「どんな料理に使いたいか?」
「溜まり醤油ならどんな料理に合わせられるか?」
「溜まり醤油の中でも商品ごとに違いは?」
などなど。面白かったのは、提案してもらった醤油を試飲してみると、確かに味の違いを感じられること。たとえば濃口醤油の商品3つ。同じカテゴリーなので微妙な違いかと思いきや、バカ舌でもしっかりと味や香りの違いを確かめられます。醤油って蔵ごとでこんなにも違うのか。日本酒のようです。
職人醤油さんのウェブサイトのエントリーも勉強になります。
溜醤油:尾張のたまり
漠然と溜醤油が欲しいなと相談に乗ってもらった中で僕が選んだのは「丸又商店 尾張のたまり」。
まぐろ刺身や寿司のつけ醤油として、甘味の強いものを求めていたのですが、「中でも一番濃厚なものを」ということで選んでもらいました。
小麦不使用、大豆と塩のみでつくられたもので、ものすごくうま味が強くって、煮物や照り焼きにした時に他の調味料が必要ないんじゃないかというほど。
のちほど紹介するみりんと合わせてつくった照り焼きがハンパなく美味しかった。。
>>調味料で料理はここまで変わるのか。。「小笠原味醂」と「尾張のたまり」でつくる鶏もも肉の照り焼き
白醤油:しろたまり
溜醤油だけ買って帰る予定だったのですが、楽しくなってしまったのでもう一本。一番熟成期間が長く濃厚な溜醤油をチョイスしたので、逆張りで白醤油を数本選んでもらいました。決めたのは「日東醸造 しろたまり」。
醤油なのに大豆不使用。小麦と塩、焼酎でつくった醤油です。JAS規格で醤油とは大豆を使用したものと定義されているので、このくくりでいくと小麦醸造調味料ということになるそうですが、味わいは他の白醤油と遜色ありませんでした。
大豆不使用なだけあって、とてもさっぱりとしていてそれでいて塩味がしっかりあり。スタッフさんからは「ダシを使った料理のアクセントに」ということでこちらも楽しみな一本です。
早速、豆ごはんにしました。
>>おばあちゃんの味。疲れた身体にスロウスイッチを入れる「豆ご飯」
みりん:小笠原味醂 一子相傳
「料理するなら、みりんもぜひ・・・」
とのことで出してくれたのが小笠原味醂の一子相傳。これには驚きました。
他のみりんと違って、言われないと絶対にみりんだとはわからない酒としてのうまさがあります。ストレートでぐびぐび飲めてしまいます。本当に。
みりんって、これまで「甘味を足すもの」ぐらいにしか捉えていなかったのですが、ここまで酒感があるとは。もはやこのみりんに料理酒は不要です。
少々高級なお値段なので、来客時のここぞという時の料理、飲み酒として笑 使っています。
いままで調味料をはじめ醤油は特にこだわりなくスーパーのPB商品を使っていました。しかも濃口醤油だけ。職人醤油さんで色々と話を聞きながらテイスティングさせてもらいながら、その幅広さと奥の深さに感銘を受けました。
おまけに自宅に持ち帰った後料理してさらにびっくり。醤油が違うとここまで料理が変わるとは・・・という体験までついきてきます。
確かにPBブランドの調味料に比べれば高級なのですが、手が出しやすい100mlサイズでの商品展開もナイスです。少量なら色々な醤油を試すことができます。
オンラインショップもあるので「これぞ」というお気に入りを見つけたら後は通販でもいいかも。ただ、100mlサイズしか取り扱っていないのでもっと大容量版を展開してくれるとさらに使いやすいのにと思ったり。
醤油それぞれの蔵でも通信販売をやっていたりもしますが、職人醤油ならまとめて購入できるのがいいですね。リピートします。
紹介したアイテム
ひかる