ひかるぶろぐ

森下の大衆居酒屋「魚三酒場」は癖が強くて最高

朝からUber Eatsをしてきた夕方に前職の同僚と飲みにいってきましたin 森下。

UBEReats配達の回数インセンティブの週末

【Uber Eats配達】回数インセンティブの週末

2018年4月21日

汗かいて働いた後の酒ー!という事でやってきたのは魚三酒場。森下の大衆居酒屋の代表格です。魚三酒場は門前仲町にも全く同じ装いの系列店があります。わいわいガヤガヤした店内で安くてうまい肴で一杯やるのが休日の至福です。

 

味のある面構え。店だけじゃなくてお店の方々もとにかく癖が強くて何度も足を運びたくなるお店です。今日は土曜6時という事で列ができてました。お店の中は大きいのでそんなに待ちません。15分ぐらい並んだ後に入店できました。

 

魚三酒場のいいところ①メニューの数が尋常じゃない&激安!

森下の良心的なお店なのでとにかく出てくる料理が最高。

これだけでもすごい量のメニューですが店内側面の壁にもズラーっと貼ってあります。そして、一品一品がとにかく安い。

 

まずは瓶ビールで乾杯。お供してくれた同僚はお酒が飲めないのでオレンジジュース。魚三酒場でお酒を飲まないなんて人生3周分損しています。

赤身がきました!420円。もう一度言いますけどこれ、420円ですよ。

 

かきフライは3個で380円ぐらいだったような。肉屋さんで買ってきた惣菜ぐらいの価格。ここ飲み屋なんですけど。写真だとわかりにくいのですが牡蠣がでけえ。キャベツの盛りが小さいんじゃないんです、牡蠣がとても大きい。連れと思わず顔を合わせ、後でもう一皿注文してしまいました。笑

 

味の塩焼き。値段忘れました。この味のある平皿欲しい。焼き方が最高。

 

ハゼ天420円。生、揚げ、焼き、煮物全てうまい店ってどういう事でしょう。魚三酒場は魚料理の総合商社みたいな感じです。

 

ややピンボケしているうなぎの蒲焼。600円ちょっとだったかな。うなぎには問答無用でご飯が欲しくなります。お店のおばちゃんに冗談で「ご飯ありませんかー?」と聞いたら、いやマジで何回も来てるからご飯ないのわかってるんですけどね、「あそこ行きなさい」と指差している先にあるのは◯ァミ◯。「ご飯が食べたいならあそこでおにぎり売ってるから」とぶっきらぼうに突き放されました。確かにフ◯マにはご飯売ってますけど…。そもそも冗談ですのに…。くうううううううううううううううううう

 

安定のニラたまに、

締めは、魚三酒場の名物「おしる」100円?だったかな。いわゆる、あら汁です。酒でほろ酔いにこのあら汁が最高にしみる〜。

以上の料理に酒3合、ジュース数杯頼んで合計5,600円。価格破壊とはまさにこのこと。

魚三酒場のいいところ②癖の強いおばちゃんにドMの喜びを教えてもらえる

写真がないのでわかりにくいのですが、店内は全席カウンター、牛丼屋さんのように「コの字」型が2セットあります。1つのこの字カウンターにはおばちゃんが一人ついて注文とりから料理の配膳、お会計まで全部こなします。ハイパーおばちゃん。

見取り図の席数はちょっとアバウトだけでリアルにこれぐらいお客さんがいます。よくもまあ一人でさばいてます。

かといってお客さんは殺気立つことはないし、おばちゃんは急ぐこともなければお客さんも文句を言わずに待つ。それはおばちゃん達がドSだからなんです。

魚三酒場には半ばルールっぽいものがあってそれに逸れると間違いなくおばちゃんに怒られます。

ルール1:注文は声がかかるまで待つ

席に案内されたからといって好き勝手におばちゃんに声かけてはいけません。呼ぼうものなら、もうすごいです。

「こっち今やってんだから待ちなさいよ!(この豚野郎!!)」
「忙しいの見てわかるでしょ!(ハゲ!)」
※()内は妄想です

ルール2:理不尽でもグッとこらえる

「お客様は神様だ」精神のお店が巷では増えている中で間違いなく希少なお店です。ルール1で紹介したおばちゃんからの言葉だけでも理不尽ですが他にも理不尽さはたくさんあります。この日はお酒の飲めない同僚の強い要望でメニューにある「ハマチ刺し」が食べたかった。しかし、注文しても待てど待てどハマチがやって来ません。あまりにも待ちきれずおばちゃんに聞けば

「ハマチは今日ないってさっき言ったじゃない!ちゃんと聞いておきなさいよ!!(耳ついてんのかこの野郎)」

とのお言葉。そんなこと言われてないよ。。。他のお客さんと間違えてるよね。。。また、注文してもオーダーが通っていないことはしばしばあるのでおばちゃんのドS口撃にめげずグイグイ聞いちゃうのをオススメします。この日は注文した3品ぐらい行方不明になりました、いまだに消息不明です。

 

ルール3:好かれればこっちのターン

ルールじゃなくなっちゃいましたけど、おばちゃんも人です。好きなお客さん嫌いなお客さんが必ずいます、一見でも。今日のおばちゃんには同僚がなぜか好かれていたのでわがまま言ったり、おばちゃんの言動はいくらか柔らかい感じでした。

基本的には黙っておばちゃんのなされるがままにされて、隙あれば話しかけたりすると心を開いてくれます。

おばちゃんから笑顔を引き出したらこっちのものです。ていうかずるい。あんなに怖かったおばちゃんが帰り際に笑顔で「また来てね」なんて昭和のツンデレを見せつけられたら、また来たくなっちゃうじゃないですか。

実際、僕が初めて来た時に隣に座ったおじさんは「若い頃に上京して女とはどんな生き物か、東京の厳しさというものを魚三酒場のおばちゃんに教わって来た。あんなに厳しくされたらたまんないよな?」と同意を求められました。同意です。

この接客スタイルは森下の魚三酒場だけでなく、門前仲町店でも同様です。確かにこの辺の下町は江戸っ子というかこういうおばちゃんのお店は多い。東京の大衆居酒屋を感じたいなら、浅草や上野もいいですが、森下の隠れた名居酒屋、魚三酒場も猛烈におすすめします。

僕が最近知ってハマった太田和彦さんの「日本百名居酒屋」に出て来てもおかしくない名店です。