魚をまるごと1匹買ってくると数日は魚祭りができるのでオススメです。
イナダ1匹680円ぐらいなので3日間ディナーにイナダ祭りをすると1食230円弱。2人で食べたので1人分は1食100円ちょっとというコスパ!居酒屋いくのが面倒になります。丸ごと1匹というと食べきれるか心配になりますが、イナダ1匹ぐらいなら飽きずに美味しく食べきれます。
魚は捨てるところもないので、サクを買ってきて刺身だけ楽しむよりも、満足度の高いご飯が楽しめますよー!
イナダってどんな魚?
イナダは関西ではハマチと呼ばれている青魚。イナダ=ハマチです。実はイナダは成長過程のブリ。ブリは出世魚と言われていて大きくなっていくごとに名前が変わっていく楽しい魚です。
僕も出世して”ブリ”ブロガーになりたい。
千葉からお越しの天然イナダさん。まな板からはみ出すほどの大きさで680円なんて料理のしがいがあります!上野の素敵な魚屋さん、吉池さんで買ってきました。
家で魚をさばくのが面倒なようでやってみると意外に簡単にできちゃいます。この辺りはとにかく経験なので最初は不器用でも2〜3匹さばくと、コツを掴んできますよ。イナダはウロコも柔らかいし、程よい大きさなので捌きやすい部類です。アジなどの小さくて身が柔らかい魚や大きくて骨が硬い魚は捌きにくいので最初は避けましょう。イナダを3枚おろししていきます。
イナダ祭り1日目:刺身とあら汁
1日目はシンプルにお刺身にしました。一緒に買ってきたスルメイカとつぶ貝と一緒に刺身3点山盛り。真ん中に鎮座するのは粉わさび。1日目のイナダは新鮮なのでコリコリした食感が楽しめます。美味しいーーー。
居酒屋でこのネタと量だと2,000円はしますが、家でやれば半額以下のコストでできちゃいます。
魚をさばいた時の骨や頭などは捨てないように!!あら汁にして美味しくいただきます。
骨や頭などに血合いが残っていると生臭さに繋がるのでしっかり洗って、軽く湯通ししてからあら汁にすると臭みがなくなります。さらに長ネギを大きめに切って入れてあげるとさらに生臭さは無くなります。
スーパーで魚のアラだけを売ってたりしますが、あちらは上記の一手間をした方がいいです。今回のイナダは新鮮だったので生臭さは皆無でした。イナダのアラからダシが出るので、水+アラ+味噌だけで美味しいあら汁ができちゃいます。
骨の周りについた身も美味しいんです。あら汁も立派な料理の一つ。お酒を飲んだ締めにも最高!
イナダ祭り2日目:漬け丼
毎日刺身では飽きてしまいますので、ヅケにしました。醤油、みりん、酒の合わせ調味料に切り身を漬けます。一晩漬けたりする方もいますが、15分も漬けとけば十分美味しく漬かります。
茶碗にご飯を盛って、上からヅケを乗せるだけ。白ごまと長ネギを散らしました。1日目はコリコリしてましたが、2日目なので身が柔らかくなってきますのでヅケにすることでねっとりした食感に。シンプルな刺身とは一味違います。
イナダ祭り3日目:照り焼き
3日目は火を通しました。しっかりと保存すれば3日目でも生食できますが、刺身→漬け→ときてバリエーションに乏しいので加熱調理しました。フライパンを使って、醤油やみりん、酒、砂糖などと一緒に照り焼きにしていきます。
魚は肉と違って火が通りやすいので、弱火で短時間で十分です。あまり加熱しすぎてしまうとパサパサになってしまいます。焼き魚?煮魚にしてもイナダは美味しい魚です!
刺身、あら汁、漬け丼、照り焼き。3日間これだけ楽しめて、イナダ1匹700円!!ぜひとも楽しい丸ごと魚ライフを!