ひかるぶろぐ

家電買い換えの成功・失敗談と購入前に考えておくべきコト

こんにちは。ひかるです。

家電を買い換えました。新居に引越しをしてからいつも不便に感じるのは「一人暮らし用家電」を使い続けることで。料理ブログをやっていながら、冷蔵庫は小さくてたくさんの料理を作り置きできないし。週に一度週末の洗濯も溜まりに溜まるので2回も3回も洗濯機を回して干さなきゃいけない。

彼女との二人暮らしに家電スペックが合ってないと感じたので、冷蔵庫と洗濯機を買い換えることにしました。結果、計画になかったテレビと炊飯器まで購入・・・。

このエントリーは家電量販店での値引きや支払い方法の妙でネット最低価格以上に安く家電を買い換えた体験談です。

 

家電量販店で貯めたものの、使い道に困ったポイントの効率的な利用法はこちら。

>>余ったヤマダポイント(ビックポイント)のお得な使い道は「JCBプレモカード」一択

余ったヤマダポイント(ビックポイント)のお得な使い道は「JCBプレモカード」一択

2019年4月22日

 

家電購入のポイントまとめ

とても満足度の高い買い物ができたので、僕が調べ実践したポイントを失敗も含めて紹介します。

 

事前に購入するメーカー・製品は決めておく

事前の下調べは重要です。

「とりあえず家電量販店にいってから決めよう」

では失敗する可能性があります。家電量販店にいけば各カテゴリーごとに専門知識を持った販売員が対応してくれますが、そこで教えてもらえる情報は、お店にとって都合のいいことの場合があります。販売員のミッションは「自社利益の最大化」なので、在庫が余っている商品を積極的に勧めてきたりします。店内でも「売れ筋No.1・人気No.1」と表記されていたりしますが、事実最も売れている商品ではなく、店舗が今売りたい商品だったりすることもあるようです。

「お店の利益 = 顧客の利益」とは限らないことを頭に入れながら販売員から情報収集する必要があります。

今はとてもいい時代なのでスマホがあれば情報収集は事足ります。販売員からは得られる情報は偏りがち。インターネットも書き手の都合によりますが、様々なソースから情報を拾っていけば自分なりに取捨選択することができます。

洗濯機ひとつを検討するにしても「情報の幅を拡げてから、狭める・深める」というステップを踏めば、欲しい製品は見えてきます。

  1. 幅を拡げる:市場のトレンドを理解する → メーカーHP・まとめ記事
  2. 狭める:各トレンドを参考に、自分のニーズを把握する
  3. 深める:製品の使用感を調べる → 製品レビューサイト・ブログ

まずは各メーカーのホームページを一巡し、製品に搭載されている技術について理解します。これだけでは各メーカーの特徴が見えてこないので、その他ネットに落ちているまとめ記事で評論家やライターによる家電選びのポイントやメーカー評価など第三者視点の情報を集めます。「今の洗濯機ってこんな機能があるのね」「パナソニックの洗濯機はこの部分が強いのか」的な理解です。

次に、得られたトレンドと自分が洗濯機に求めるニーズを照らし合わせます。「除菌機能はいらないかな」「乾燥機能は絶対欲しい!」「でも、ヒーター乾燥はNG。ヒートポンプタイプがいい」など。

ここまでくるとほしい製品が2つ3つぐらいまで絞られてきます。最後は製品レビューサイトや「製品名 レビュー」などでググり、ユーザーの使用感を調べます。自分と同じようなニーズの人が実際に使ってみて期待通りだったのか、期待外れだったのか。日常的に使用するユーザーの生の声を拾って1つに絞ります。

 

<成功談>欲しい家電が決まったら。”池袋”が最良の選択

欲しい家電を決めたら次に購入先の検討です。真っ先に思い浮かぶのが価格.com。家電のレビュー、ネットでの最安価格が一覧表示してくれる便利なサービスです。

>>価格.com – 「買ってよかった」をすべてのひとに。

欲しい家電が決まったら、その製品の相場感を把握するのにとても便利でした。が、最終的には価格.com経由で購入せず、家電量販店に買いに出かけました。理由は2つ。

  1. ネット販売の家電は故障リスクがある。製品保証がないことも
  2. 家電量販店の方がトータルで費用を安く抑えられる

「モノが同じならできるだけ安く買いたい」

店舗を構えている企業は場所代や人件費が利益を圧迫するから、それらが必要ないネット販売業者の方が安く買えるんじゃない?と思っていたのですが、どうやらネット業者が販売している家電の入手ルートはどうも怪しいこともあるようで(メーカーから直接仕入れていない可能性)。さらには万が一故障が発生しても保証が効かないなんて業者もあるようです。

家電量販店ならメーカー保証に加え5〜10年の延長保証を用意しています。さらに、家電量販店は独自ポイントでの還元も考慮すると実質ネット販売よりも安くなる可能性があると・・・。

家電量販店といえば、東京では以下のような会社を目にします。

 

どの家電量販店が安いのかと調べてみましたが、結論は「どの会社で買うか、よりも、どのエリアで買うかが重要」となりました。東京なら池袋一択。

なぜ池袋かというと、業界No.1・No.2のヤマダ電機とビックカメラが道路を挟んで徒歩20秒ほどの場所に店舗を構えています。しかも全国展開している両社ですが、どちらの企業も池袋の店舗が本店です。

>>ヤマダ電機 LABI1日本総本店池袋

>>ビックカメラ池袋本店

 

それぞれ「自社本店」という看板を掲げているため、互いに競い合っているそうです。接客品質はもちろんですが、顧客の一番の購入動機となる価格について互いに意識し合っているようです。確かに自社の看板店舗である本店で「ビックカメラの方が安かった」「ヤマダ電気の方が安かった」となってしまえば、ブランドイメージの毀損につながり、ひいては企業全体の売上高にも影響する・・・と言っても過言ではありません。

 

そんなわけで期待に胸ふくらませて池袋に突撃したわけですが、現地の熱量はハンパではありませんでした。

どの店員さんも気合がすごい。朝の開店早々(土曜日)から店内はお祭りのような雰囲気でガンガン声かけてきます。池袋当日までに神奈川や東京のほかエリアのヤマダ電機・ビックカメラに価格偵察に足を運んでいましたが、店員さんの熱量が全く違う。他店舗では声をかけられることも少なく、積極的な接客はされなかったし、商品の価格欄に「価格はご相談を」と書かれていても、店員さんに聞いてみたら値引きに消極的でもありました。

池袋のお店ではこちらから値下げを切り出さなくとも、「もっと安くします!いくらがいいですか?」バリの前のめりなテンションで接客してくれます。とても気持ちがいい。とにかくお祭りみたいな雰囲気なのでウィンドウショッピングだけでも池袋本店は楽しいかもしれません。

 

どちらの店舗にも足を運び、相見積もりをしてもらう

ヤマダ電機もビックカメラも本店の名にかけて負けるわけにはいきません。そのため、ライバル店の価格は非常に重要な交渉材料になります。顧客は同じ製品なら安い価格の店舗を選ぶからです。価格が一番の購入動機であることはお店は当然心得ているので、限界までライバル店に対抗してくれます。

「ビックカメラが○○円なら、ウチは●●円まで値下げします」

この一言を引き出すために両社に足を運んで価格を出してもらいます。ビックカメラとヤマダ電機、どちらに先に足を運ぶべきかは難しいところですが、最終的に購入したい方を選ぶのが良さそうです。

僕らはヤマダ電機を選びました。なんとなく、僕らのブランドイメージではヤマダ電機の方が価格を頑張ってくれそうだったからです。計画はこうです。

  1. ヤマダ電機で見積もりをしてもらう
  2. 見積もりを持ってビックカメラで価格交渉(見積もりをもらう)
  3. ビックカメラの見積もりをもってヤマダ電機で価格交渉
  4. ヤマダ電機で購入

 

なんともお店泣かせのやり方で人としての道義に反する匂いがプンプンしますが、今回は数十万円の買い物。心を鬼にして計画を実行に移すことにしました。

 

 

が、結果的にはステップ1で終了、1店舗目のヤマダ電機で購入することになりました。理由は後ほど。

 

声を掛ける店員さんは慎重に選ぶ

基本的にはどの店員さんも前のめりで気持ちのいい接客をしてくれます。が、満足のいく価格交渉をするために、店員さん選びはっても重要です。

最終的な価格決定権は各フロアの責任者にあるようですが、僕ら消費者がフロア責任者に直接価格交渉するのは難しく、ほとんどの場合接客してもらう店員さんに頑張って責任者と交渉してもらうしかありません。

要するに、責任者と互角に渡り合えるような店員さんを選ぶのがポイントです。僕の完全な私見ですが・・・

以上のような店員さんは避けたい。新入社員・キャリアの浅い方、気の弱い方は上司に強く進言できない可能性がありますし、雰囲気が暗い方は自分に自信がない、その原因として営業成績がよくない(→上司への発言力がない)可能性があります。真面目な方については、「自社の利益」や「自身の営業成績」を守ることに価値観が強く、価格交渉に消極的となる可能性があります。清潔感がない方も自分がどう見られるかに関心がなく、顧客の「かゆいところに手が届く」思考や対応ができない可能性がありイマイチかなと。

これらと対極にあるような方が理想です。

ベテランの方は顧客との価格交渉の経験も豊富なので、いくらまでなら値下げできるのか把握しています。明るく気が強い方は営業成績が良く上司にも強気に価格交渉をしてくれる可能性があります。最後の「愛嬌がある、冗談が通じる」方は、自分の利益(営業成績)に固執せず目の前のお客さんを楽しませること(顧客本位)に価値観を置いていて、結果的にお客さんから気に入られて営業成績がいい、ということもあるような気がします。

・・・と、文字に書き起こしてみて、なんだか僕の偏見に満ちているような気がしてなりませんが、実際僕らを接客してくれて、購入を決めた店員さんはこうした要素を持っていて、とてもいい仕事をしてくれました。この項は偏った一意見として聞き流してください。

 

その時一番お得な支払い方法を検討する

ヤマダ電機・ビックカメラの魅力の一つがポイントでの還元です。

価格交渉に応じてもくれますが、これ以上価格を下げられないというときにはポイント還元率を上げることで対応してくれます。価格に加えて、ポイントがどれだけつくかというのも大切な要素なわけで、ポイント還元率では各社発行のクレジットカードが最もお得です。

>>YAMADA LABI ANA CARD

>>ビックカメラSuicaカード

 

一般的なクレジットカードの支払いだとポイント還元率は8%。しかしこれらのクレジットカードなら、現金払いと同じ10%のポイント還元が受けられます。さらにクレジットカード会社のポイントも付与されます。

 

ただ、価格交渉の一つとして両社とも他社クレジットカードでも「10%ポイント還元」にしてくれることがほとんど。そのため、必ずしも両社発行のクレジットカードにする必要はありません。むしろ、クレカ会社のポイントがつかない現金支払いは絶対に避けたいところ。

僕らの場合はLINE Payで支払いました。当時のLINE Payでのキャンペーンが非常にお得だったためです。

>>LINE Pay

>>LINE Pay|4月のPayトク

LINE Payのキャンペーンは現在終了していますが、PayPayの100億円あげちゃうキャンペーン、最近ではOrigami Payで家電量販店での割引キャンペーンがありました。

>>PayPay「100億円あげちゃうキャンペーン」でGoogle Pixel3の全額キャッシュバックに挑戦

PayPay「100億円あげちゃうキャンペーン」でGoogle Pixel3の全額キャッシュバックに挑戦

2018年12月18日

>>オリガミで、家電。対象各店ではじめてのお支払いが10%OFF。

 

今後もスマホ決済サービスで同様のキャンペーンが行われる可能性があります。家電の購入タイミングで各社実施のキャンペーンを調べ、柔軟に支払い方法を検討することがポイントです。

>>スマホ決済「Origami」と「Kyash」との連携で還元率5%の破壊力

スマホ決済「Origami」と「Kyash」との連携で還元率5%の破壊力

2019年2月5日

 

<失敗談>実際にはこんなことがありました

あーだこーだ書いてきましたが、実際は失敗したこともあったので紹介します。

 

強い引き止めにより、相見積もり取れず。

当初はヤマダ電機 → ビックカメラと両者の見積もりを取って、最後はヤマダ電機に戻り購入するという手順を考えていました。

回転早々まずはヤマダ電機に足を運び、価格交渉ができる店員さんを見つけ冷蔵庫と洗濯機について交渉開始。1店舗目とは思えないほど値引きをしてくれた後、「ビックカメラの話も聞いてから決断したい」ことを伝え、その場を去ろうとしました。

が、あちらはプロ。相見積もりを取る手法を見透かされ逃がしてくれませんでした。企業側としては1店舗目に見積もりを出すのは不利。その見積もり価格が基準となり2店舗目のビックカメラで購入されてしまう可能性があるからです。

それでも今回は店員さんに恵まれました。ビックカメラに逃がすまいとフロア責任者を連れてきてくれたのです。責任者が直々に価格交渉をしてくれます。

「今ヤマダ電機に決めてくれたら、ここまで値下げします」と。さらに。「テレビ or 炊飯器も購入するなら、さらにポイントをアップします」という追加提案まで。

さらに下がった見積もりを持ってビックカメラに行きたい気持ちがハンパなかったのですが、責任者を連れてきたりと頑張ってくれた店員さんの迫力と熱意に動かされ、その場で冷蔵庫と洗濯機を購入することに決めたのでした。

押し切って相見積もりを取りに行けば、もっと安い価格で購入できた可能性はありますが、その店員さんのおかげでとても気持ちのいい買い物ができました。買い物体験がめちゃくちゃ楽しかったんです。

価格交渉というと、消費者側は無理な価格を押し付け、困った店舗側は渋る。みたいな、両者にとって気持ちよくない買い物・結果になるかなと思ってましたが、気持ちよく価格を下げてくれ、気持ちよく買い物をさせてもらいました。

 

やっぱり相見積もりは必要

当初予定になかったテレビは別フロアで他の店員さんを紹介してもらい製品を決定、値引きもしてもらいました。「これ以上下げられない」とも言われたのですが、その店員さんに頼りない印象を抱き心配になった僕らは「お金をおろしてくる」と口実をつけてビックカメラへ逃げることに成功。

冷蔵庫・洗濯機はヤマダ電機での購入を決断、意思を伝えていたので裏切れず、テレビのみについてビックカメラで話を聞いてみました。相見積もり作戦です。案の定、ヤマダ電機の提示価格よりもさらに下げてくれました。

「ヤマダ電機さんのこの価格、全然頑張ってませんよ」との言葉まで。

ビックカメラの見積もりをもってヤマダ電機に戻り、再び価格交渉。さらに価格を下げてもらうことができました。「さっきはこれ以上下がらないって言ったじゃん!」「新入社員なので上司のいいなりにしかならないんです〜」とのお返事。 新入社員だから勘弁してと言われたら何も言えませんが、やはり相見積もりをとった方が安く購入できそうです。

店員さん選びと相見積もりの重要性を感じた瞬間でした。

 

<結果>冷蔵庫・洗濯機・テレビ・炊飯器の購入金額と割引率

ヤマダ電機で奮闘した結果は以下の通りです。冷蔵庫・洗濯機・テレビ・炊飯器の購入でポイント込みの割引率は驚異の29%。価格.comのネット最低価格よりも安くなりました。ヤマダ電機のファンになりました。

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  店頭表示価格(購入日) 購入価格
冷蔵庫 ¥220,370 ¥216,000
洗濯機 ¥298,000
¥280,800
テレビ ¥140,000 ¥120,000
炊飯器 ¥32,076
¥30,500
プレミアム会員 ¥324 ¥324
ファミリーサポート ¥410 410
合計(α) ¥691,180 ¥648,034(割引率6.24%)

 

ヤマダポイント
 ・冷蔵庫(15%付与)A 30,000
 ・洗濯機(15%付与)B 39,000
 ・テレビ(13%付与)C 14,445
 ・炊飯器(11%付与) 3,107
 ・ボーナスポイント(ABCの3%) 19,419
 ・プレミアム会員来店ポイント 300
 ・プレミアム会員ポイント(2%付与) 13,026
合計β 119,297
LINEポイント
 ・ペイトク1(10,000円還元) 10,000
 ・ペイトク2(3%付与) 19,419
 ・SHOPPING GO(1%付与) 5,993
 ・通常ポイント(0.5%付与) 3,236
合計γ 38,648
ヤマダ・LINEポイント合計(β+γ) 157,945

 

支払い総額(α) 648,034
付与ポイント総額(β+γ) 157,945
実質(α-β-γ) 490,089(店頭価格からの割引率29.09%)

 

購入日当日の店頭価格から考えると割引率は29%。売上や在庫状況、消費増税時期などで日々状況は変わるので次もこの価格通りに割引してもらえる(もっと安くなるかも?)とは限りませんが、価格交渉しないともったいない!

 

ヤマダ電機のデメリット

ヤマダポイントを約12万円分手に入れたわけですが、この使い道が悩ましい結果に。とても良い買い物をさせていただいたヤマダ電機さんですが、少し残念なところもあります。ヤマダ電機では扱っていないメーカー、製品があります。

例えば、お掃除ロボット「ルンバ」のアイロボット社、炊飯・調理鍋「ライスポッド」で有名なVermicularはヤマダ電機で購入することができません。

>>ロボット掃除機 ルンバ | アイロボット公式サイト – iRobot

>>手料理と生きよう。 | Vermicular(バーミキュラ)公式サイト

どちらもビックカメラでは取り扱いがあります。溜めたポイントでルンバかライスポッドを買おうと思っていたので、これはとても痛かった・・・。ポイントの使い道をあらかじめ考えておかないと後ほど困ってしまうかもしれません。

※最終的にはお得なポイントの使い道を発見しました。

>>余ったヤマダポイント(ビックポイント)のお得な使い道は「JCBプレモカード」一択

余ったヤマダポイント(ビックポイント)のお得な使い道は「JCBプレモカード」一択

2019年4月22日

 

以上、家電購入のポイントとヤマダ電機でのエピソードを紹介しました。家電の買い替えはとても大きな買い物なので事前準備をしっかりして臨ことをおすすめします。

 

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ひかる