こんにちは。ひかるです。
豊かな暮らしをするのに最低限のお金は必要です。収入を増やす努力と同時に、無駄な支出を見直すことも重要で、クレジットカードが非常に役立ちます。
10月からの消費増税に併せてキャッシュレス還元事業が始まったとはいえ、まだまだ日本では現金払いが主流でクレジットカードはまだまだ毛嫌いされ敬遠されている節があります。僕は学生時代から数えて10数年、クレジットカード払いがメインです。複数枚つくって使い分けています。
「なぜクレジットカードを使うのか?」
このエントリーでは脱現金派として10年以上クレジットカードを使い続けてきた僕のお金論をまとめます。
CONTENTS
現金は最低限のみ。僕がクレジットカードを使う理由
僕は現金はほとんど持ち歩きません。なんなら小銭は一切持ち歩きません。現金は最低限のお札だけです。お札で支払ったお釣りとして小銭が発生すれば財布から出して自宅に保管、定期的に銀行ATMに預け入れます。小銭を毛嫌いするのは財布がかさばる元凶だからです。
僕の財布にはクレジットカードが5枚ほど入っているので、クレカが財布をかさばらせているともいえますがそれはいい、小銭は悪者。僕にとって圧倒的に邪魔な存在です。
僕が現金を敬遠するのは不便だからです。
現金を手に入れるコスト
僕とあなたの頭の中の前提を揃えるためにまずは当たり前なことを書きます。
現金というものは普段銀行に預け入れている人がほとんどです。自宅のタンスの引き出しに100万円が入っているなんてことは、はぐれメタル以上にレア。自宅保管は紛失リスクがあるし、もともと日々の収入は銀行に振り込まれる仕組みが多くの会社で採用されているからですよね。
すると、現金を手に入れるためには銀行(に預け入れてある)でお金をおろす必要があります。銀行は平日の日中にしか営業していません。ほとんどの人は平日日中に仕事をしていて銀行にいくヒマがありません。それでは不便だからATMが24時間稼働し、銀行以外にもコンビニやスーパーマーケットで利用できます。
現金を手に入れるには、銀行かATMへ向かい預金を引き出すアクションが必要、ということを確認しました。
僕はこの「現金を手に入れるアクション」がとてもコストが高いと考えます。
- 銀行やATMに向かう時間
- 時間外取引の手数料
平日日中に銀行に行くというミッションは常に「ベリーハードモード」です。仕事中に抜け出すわけにはいかず、貴重な昼休みの時間を使うしか方法はなく、このミッションをクリアするために大抵の人は同じ方法を採用するので、昼休みの銀行は「激混み」ます。長蛇の列をなす。30分しかない昼休み、銀行ミッションクリア後に残された時間はごくわずか、なんてこと誰しも経験があるのでは。
日中にどうしても銀行に行けない、長蛇の列に並び無くなければ「銀行の営業時間外:ATM」という方法があります。が、この裏技を使うには「見返り」が必要でそれが時間外取引手数料です。
なわけで、現金を手に入れるアクションには「時間」と「手数料」というコストが伴います。財布の中の現金を増やすには、「時間消費」と「現金消費」を求められる。特に不思議なのは現金増のために現金減少が伴うというパラドックス。
現金よりもクレジットカードの方が「価値がある」という事実
手元からお金が減っていく現象、つまり「支出面」に力点を置くと、クレジットカードは現金よりも価値が高い、と捉えることができます。
たとえば、100万円の商品を購入するのに現金払いの場合、同額の100万円が必要です。一方、クレジットカードなら(紆余曲折経て)最終的には99万円で済みます。
- 100万円の商品を購入するには・・・
- 現金払い:同額の100万円が必要
- クレカ払い:99万円に割り引かれる
現金と比較して1万円の支出減が実現するという意味では、クレジットカードの方が価値が高いと断言します。
いうまでもなく、これは「クレジットカードポイント」のことです。クレジットカードで支払いをするとカード発行各社ごとのルールでポイントが付与されます。このポイントはSuicaなどの電子マネーへのチャージや次回支払い時の割引に使えたりするわけで、お金と同じパワーを持ちます。
クレジットカードで貯まるポイントの還元率は一般的に1%。それが場合によっては2%、4%まで上がることもあります。平均的な「還元率1%」であっても、100万円の買物なら1万円と同価値のポイントが付与されるのです。声を大にして言いたいのが、現金払いにポイントという概念はないということ。お店のポイントカードがあるじゃないか、それもクレジットカード払いにしたらもっとお得ですね。
現金を手に入れるための時間的・経済的コスト。一方、ポイント還元によるクレジットカード払いのみに付随する割引。この2つを考えると、現金を持ち歩かず・クレジットカードをガシガシ使うということが僕にとって合理的な選択に相成ったのです。
クレカを使わないと、支出を減らす大きなチャンスを逃している
支出には毎月必ず発生するものがあります。家賃・光熱費・学費・生命保険に社会保険などなど。これらは変動するものではなく、一定金額毎月必ず発生する支出です(A)。
一方、外食や買い物などは必須か?と言われるとそうではなく。自分の裁量次第で金額を少なくすることができる(暴飲暴食な外食を控えてカップラーメン一つにするとか)支出です(B)。
支出を減らすことそれまさしく「節約」ですが、これは支出Bを見直し無駄遣いを減らすことに力点が置かれがち。支出Aはコントロールできない、支出Bは我慢したり安いものを選ぶことでコントロールできるからです。
聖域である支出Aに風穴をあけるのがクレカです。
クレジットカードなら、支出Aすら減らすことができます。一切に我慢なしに。家賃・光熱費・学費・生命保険に社会保険などほとんどの支出Aは実はクレジットカード払いができる。しかも、クレジットカード払いなら割引になることもあります。知っている人は知っていますね。
現金払い・口座引き落としをやめ、クレジットカード払いにする。支出Aはバカにならない金額になるはずなのでクレジットカードの節約効果も比例して大きくなります。支出Aを現金払い(口座引き落とし)することは、大きな支出減のチャンスを逃していることと同義です。
周りに僕のようなクレカ大好き人間いませんか?そうした人々はこれを当たり前にやっていて全員もれなく得をしているのです。
クレジットカードで失敗しないために必要なコト
クレジットカードがなんたるお得かを頭で理解できても、やっぱり抵抗感を持たれがちです。クレジットカードが敬遠される代表的な理由として次のようなイメージが挙げられます。
- クレジットカードは借金。借金には利息が発生するから、その分損をしている
- 使い過ぎてしまい支払えなくなる「クレジットカード地獄」
クレジットカードには利息が発生する?
クレジットカードは借金だという考え方をされることがあります。確かにシステムとして、クレジットカード会社が支払いを一時的に立て替えてくれます。その後期日を迎えると銀行引き落としにて自動的に清算される、いわば後払い方式です。
後払い方式の支払いというのは他にもあって、代表的なものは住宅ローンや教育ローンですね。こうしたローンには利息がつきます。ローン完済には元金に加えて利息分の追加支出が必要です。現金一括払いと比較するとローン払いの方がトータル支出が多くなるわけです。ローンは今すぐ大金を動かせない時に融通してもらえて超便利ですが、やはりその対価としての「利息」がネックです。
一方のクレジットカード。ローンのように、後払い方式であるクレジットカードも「利息がつく」と思われるのですが、これは間違い。「一括払い」・「2回払い」なら利息は0です。
クレジットカードで3回払い以上(ましてリボ払いは厳禁)を選択しなければいいんです。絶対に、リボ払いはNGです。あれは消費者をカモにするヤツ。
クレジットカード借金地獄にならないためには
クレジットカードはついつい使い過ぎてしまう。明細を見たらとんでもない金額になっていて引き落としができなくなってしまった・・・。というクレジットカード借金地獄はよくある話です。
僕はクレジットカードの引き落としで延滞したことはありません。入金し忘れはありますが、翌日には清算しています。
クレジットカード借金地獄を防ぐのはとても簡単で「クレカを使い過ぎない」ただそれだけです。当たり前ですね。言いいたことは、ついつい使い過ぎてしまう感情面をどうおさえるかという精神論ではなく、現実の数字にだけ集中することが大切ということ。
- 預金額などを確認、当月に使っていい金額を決定する
- クレジットカードは「一括払い」のみにする
- クレジットカードは使ったらすぐに記録する
クレジットカードを使っていい金額を把握し守ることが大切です。極端な話、クレカの支払い総額が収入(預金総額)を超えない限りクレカ借金地獄にはなりえません。
もちろん収入全額をクレジットカードで好きなものに支払ってはNGですよね。いくら全支出をクレカ払いに成功したとして、手元に使える現金がなければ困ることもあるはず。
僕のクレジットカードのルールとして「月をまたがない」ことを基本としています。2回払いでも利息はかかりませんが、2回払いすら使いません。ニコニコ一括払いオンリー。2回払いは月をまたぐので管理がややこしくなります。その月の収入の範囲内でクレジットカードを使う。それだけ守れば、クレジットカード借金地獄になるはずがありません。
わりとめんどうくさがってやらない人が多いのですが、クレジットカードを使ったら毎回記録するのも大切で僕は欠かしません。便利な時代なのでスマホの家計簿アプリを使えば簡単に記録し、合計金額も出してくれます。めんどくさがって記録をしないから使い過ぎてしまいます。どんなに頭のいい人でも記憶に頼るのは不可能だし、そんなことに脳内メモリを使ってしまうのはメモリの無駄遣い。スマホアプリに記録して、さっと見返せばクレジットカードを使いすぎることはあり得ません。
現金と比べたクレジットカードの有用性について紹介しました。クレジットカードの世界に足を踏み入れると、次のレベルには「複数枚使い分け」が待っています。僕は数あるクレジットカードの中でもメインカードはNTTドコモのdカードGOLDを使っています。これがとても便利なんです。また別の機会に紹介します。
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