こんにちは。ひかるです。
2020年の梅仕事。自家製梅酒をホワイトリカーからブランデーにしてみました。
ホワイトリカーはどうしてもアルコール臭が梅の香りを弱めてしまっている感はあったのでブランデーはどうか。
ホワイトリカーとブランデーのそもそも論
そもそもホワイトリカーって?教えてWikipedia。
ホワイトリカーとは、製糖残渣の廃糖蜜を発酵させ、連続式蒸留器で得たエタノールに加水し、アルコール度数36度未満とした日本の酒税法における焼酎(主に焼酎甲類)を指す。無色透明で香りやクセも無く、純粋なエタノール水溶液に近い。
ホワイトリカーは甲類焼酎とのことで。一般的に美味しいお酒としていただく麦焼酎やいも焼酎などは乙類焼酎。
- 甲類焼酎:連続式蒸留(糖蜜が原料)
- 乙類焼酎:単式蒸留(麦米いもが原料)
甲類は”あえて”香りなどを添加しないことで、梅酒などの果実酒の素材の風味をお酒に移して楽しむことができるとのこと。
一方、ブランデーとは。
ブランデー(ブランディ、brandy)は、果実酒からつくった蒸留酒の総称。語源はオランダ語の「焼いたワイン」を意味する brandewijn から。明治時代の辞書『袖珍獨和新辭林』によれば葡萄地酒と訳されている。
主に白ブドウのワインを蒸留して樽に入れ、熟成して製造する(熟成期間は5 – 8年。種類によっては25年以上熟成させる。熟成させすぎたものは新しいものとブレンドして若返らせる場合もある[1])。単にブランデーと言った場合は通常ブドウが原料のワインを蒸留して作られたものを指すが、リンゴから作ったアップル・ブランデーやサクランボから作ったチェリー・ブランデーも存在する。アルコール度数は40度弱から50度程度である。
リンク:Wikipedia|ブランデー
ブランデーは、果実酒を蒸留してつくられるお酒(蒸留酒)。白ブドウ原料の白ワインだったり、りんごを発酵させてつくるりんご酒だったり。お酒からお酒をつくるというところがポイントでしょうか。
つまり、無味無臭のホワイトリカーと、果実酒由来の風味や味わいのあるブランデー。この2つからそれぞれつくられる梅酒は出来上がりは全く異なるものになるはずです。
自家製ブランデー梅酒の作り方
竹串で追熟させた梅の実に穴をぷつぷつとあけると、梅のもろもろがお酒に早く浸透するとかなんとか。僕の気持ち的には「穴を開けても開けなくても変わらない」のですが、この作業が地味に気持ちよくて埋め仕事している感が出ます。
氷砂糖はいつも通りスーパーの安価なもの。氷砂糖の量を調整すると、甘みのある梅酒、すっきり飲みやすいものとだいぶ作り手の好みが表れます。
ここでホワイトリカーではなくブランデーを注ぐ。チョーヤから安価なブランデーが販売されていました。ちなみのこちらの製品はブドウからつくられたブランデーとのこと。
3ヶ月ほど熟成させたら早速いただきます。ホワイトリカーとは違って、強烈なアルコール臭はなく、まろやかで丸みのある味わい。純粋な梅酒とは言えないかもしれませんが、ブドウ酒が原料のブランデーは、ホワイトリカーと違って複雑な味わいになります。
「アルコール+梅!」って感じではないのが個人的には美味しくて。それでもブランデーの果実感はそれほど強くなく、漬けた梅の存在感はしっかり感じられるので、梅酒として成立している、みたいな。
「本格梅酒」とは言えないのかもしれませんが、質の低い安い青梅で梅酒をつくるなら断然ブランデーが失敗ないし、どのブランデーを使うか(白ワイン?りんご酒?)で、できあがる自家製梅酒のバリエーションは広がりそうです。
ただ、原料がお酒なだけあって、ブランデーは高価なので経済的ではないのかな。
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ひかる
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