こんにちは。ひかるです。
スーパーで珍しい調味料を見つけました。その名も「いの一番」。商品説明を読んでみると、どうやら味の素と同じような便利調味料のようです。
味の素と一体何が違うのか?まとめます。
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「いの一番」とは
「いの一番」は三菱商事ライフサイエンスから販売されているうま味調味料です。1961年に発売開始。非常に歴史のある商品ですが、情弱ゆえ存じ上げておりませんでした。。
僕の母親世代(50〜60代)の方には割と馴染みがあるようです。
いの一番の商品説明にはこのように書かれています。
かつお節、しいたけ、こんぶの3つのうま味成分が1つになった複合調味料です。
ここが僕がいの一番を手に取った理由なのですが、3つのうま味成分が含有されている点。
かつお節、しいたけ、こんぶのうま味成分とは次の通りです。
- かつお節:イノシン酸
- しいたけ:グアニル酸
- こんぶ:グルタミン酸
うま味調味料として最もポピュラーな「味の素」は、「グルタミン酸”のみ”含有」という理解でいたので、その他イノシン酸とグアニル酸が入っているなら、味の素の上位互換になりそうだなと。
うま味成分は多いに越したことはなく、例えばラーメンはうま味成分の掛け算がポイントだったりします。ダシを取るところから本格的にスープを作る場合にも、また化学調味料だけでつくるパウダーラーメンの時にもいの一番は重宝しそう。
>>粉末化学調味料でつくる簡単ラーメンスープが美味しい!うま味を科学した「パウダーラーメン」
いの一番は「味の素」と何が違うのか?
僕にとって馴染みのあるうま味調味料は「味の素」です。いの一番は味の素と何が違うのか調べてみると新しい発見もありました。
「いの一番」「味の素」比較:含有成分
>>味の素株式会社|うま味調味料「味の素®」「アジパンダ®」瓶70g
栄養成分表示に次のような記載を発見。
- グルタミン酸ナトリウム 97.5%
- イノシン酸ナトリウム 1.25%
- グアニル酸ナトリウム 1.25%
「味の素=グルタミン酸」と理解していましたが、実は2.5%はイノシン酸・グアニル酸が含有されていたのでした。ちなみに、味の素は商品展開していて、これは一般向けの「味の素®︎」。業務用の「味の素S」だとグルタミン酸が99%にあがります。
一方の「いの一番」の成分表。
- L-グルタミン酸ナトリウム 92%
- 5′-リボヌクレオチドニナトリウム 8%
「5′-リボヌクレオチドニナトリウム」とはイノシン酸とグアニル酸を主に混合したもの。なので、次のことがわかります。
「いの一番」はイノシン酸・グアニル酸の含有割合が5.5%多い。
果たして、味の素よりもイノシン酸・グアニル酸が5.5%多いということが、一体どれだけ僕らの料理に影響するものなのかはわかりませんが、いの一番を選ぶ動機にはなりそう。
「いの一番」「味の素」比較:価格
次に両者の価格を比較します。Amazon参照。
100gあたりの金額に換算すると次の通り。
- いの一番:182.6円
- 味の素®︎:298円
いの一番は業務用サイズなので、一概には比較が難しいのですが、100円ほどいの一番が安い。業務用「味の素S」も加えると、
- いの一番:182.6円
- 味の素®︎:298円
- 味の素S:108.1円
味の素Sに軍配が上がりますが、イノシン酸・グアニル酸の含有量(いの一番の方が7%多い)を考えると、いの一番はお得かもしれません。
「いの一番」調味料の使い方
うま味調味料「いの一番」の使い方は簡単で、どんな料理にも少量入れるだけでいいのですが、僕的におすすめしたい使い方を紹介します。
ラーメン
いの一番に含まれる3つのうま味成分はラーメンに必要なものです。インスタントラーメンでも、自分で一からスープを作るにせよ、少量加えると美味しいスープになります。インスタントラーメンには元々入っている成分ではありますが、それでもちょい足しするとやっぱり違う。もはや合法的なドーピング。
味噌汁
いの一番の日常的な使い方として便利なのが、味噌汁に加える。水・味噌・いの一番だけで、かつお節やこんぶからダシを取らずとも美味しい味噌汁ができてしまう。
なんなら、お椀に一人前の味噌といの一番、そこにお湯を注げば鍋も使わず味噌汁ができてしまうのは本当に便利です。
自家製ポン酢醤油
我が家ではポン酢醤油は使う分だけ手作りするのですが、
- 醤油
- ポッカレモン
- いの一番
この3つで美味しいポン酢醤油ができます。鍋のお供に、おひたしに、めちゃくちゃ便利で美味しい。市販のポン酢醤油は使いきれなくて冷蔵庫のお局さんになりがちな調味料ですが、都度都度使う分だけ用意すれば邪魔になりません。
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ひかる
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