こんにちは。ひかるです。
Uber Eats(ウーバーイーツ)で配達パートナーとして累計3,700回の配達、Uber Eats認定ゴールドパートナー経験者です。
>>Uber Eats配達パートナーの到達点「ゴールドパートナー」について
このブログでは配達報酬の記録を公開しています。
「Uber Eats(ウーバーイーツ)は新しい働き方だ」
と最近話題ですが、今回のエントリーでは配達パートナーを半年続けている僕がアルバイトや会社員との比較を交えつつ、GOOD・BAD両面から考えてみます。
GOOD・BADの解釈は人それぞれ。僕にとってGOODでもあなたにとってはBADなこともあるでしょう。ぜひGOOD・BAD両方に目を通してくださいね。
サマリー
- バイト・会社員を経験した30才手前男子がUber Eats(ウーバーイーツ)の仕事レビュー
- Uber Eats(ウーバーイーツ)の仕事のいいところ、悪いところのまとめ
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CONTENTS
Uber Eats(ウーバーイーツ)の働き方GOOD(メリット)なところ
さて、Uber Eats(ウーバーイーツ)はどんなところがいいところでしょうか。
シフト制のバイトのように自分の時間をコントロールされない
これは一番わかりやすいメリットです。
Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達パートナーはウーバーから雇われていません。配達パートナーは個人事業主としてウーバーとパートナーシップ契約になります(そのため、後述するように様々な点で自己責任)。
「○曜日は必ず出勤する、毎週○日以上、週○時間以上出勤しなければならない」
バイトにあるようなこうしたルールは一切ありません。働きたい時に働き、休みたい時に休む。そうした働き方ができます。
「〇〇さんが休みだから、今日これから働いてくれない?」
「新人が増えたから、今月は出勤日数減らすね」
などなど、シフト制のアルバイトではこうした融通をマネージャーから求められます。稼ぎたくても稼げない。休みたくても休めない。そうした煩わしさがシフト制にはあります。お金を稼ぎにきているはずなのに制限されたり、シフトのために自分の時間を誰かにコントロールされてしまう感覚。飲食店やアパレルなど決まった場所で働く形態のバイト経験がある方なら誰しもが感じたことのある感覚です。
大学を卒業後に就職し5年目で会社員を辞めた僕にとってこれまでの社会経験から、時間が最も重要な資源と感じています(お金よりも)。そんな時間を誰かにコントロールされてしまう瞬間は可能な限り少なくしたい。やりたいことに時間を投資できる環境としてUber Eats(ウーバーイーツ)はとても価値があります。
自転車で配達をしている僕にとって、(年齢のせいか)毎日頑張りすぎると身体が悲鳴をあげます。時には風邪を引いてしまうことも。シフト制のバイトなら急遽体調が悪くなってもなかなか休むことはできません。いや、物理的になら休めなくもないかもしれませんが、一緒に働く仲間たちに迷惑がかかることが気がかかりで休めないというのが一番強い。そういう精神的な負荷って人によってはかなりストレスに感じてしまう。
Uber Eats(ウーバーイーツ)なら(本当にいつでも)働きたい時にアプリを立ち上げ、仕事を終了する時にアプリを閉じるだけ。誰かに「もっと働け、これ以上働くな」と制限されることもありません。
「義務感」に勝る「期待感」
僕はUber Eats(ウーバーイーツ)で目先の生計を立てています。会社員の時よりも大幅な収入減ではありますが30手前の独身男子として生活できるぐらいの稼ぎにはなります。
「好きなことばかりやっていたら組織(会社)は成り立たない」
「お金を稼ぐ」ということは「やりたくないことを我慢してやる」を強いられることもあると会社員時代に教えられました。それは会社員なら誰しもが一度は耳にしたことがあるかもしれません。もちろん、目の前の仕事が楽しくてしょうがない人もいるだろうし、それはとても素敵なことだとだけどそれは一握りの人。多くの人は「仕事の90%はつまらない、残りの10%だけ楽しい瞬間がある」ぐらいの感覚かもしれません。
その結果、「生活のために(お金のために)、辛いけど働かなきゃならない」という義務感が「働く」というアクションを支配してしまいます。僕は「働く=つまらない、辛い」と決別するために会社員を辞めました。「働く=楽しい」にしたい。
それだけで生きていけるかわからないけれど、人生をかけた社会実験中です。
この点、Uber Eats(ウーバーイーツ)での配達パートナーの仕事はよくデザインされています。Uber Eats(ウーバーイーツ)、楽しいです。イメージとしてはスマホアプリで遊んでいるようなゲーム感覚です。スマホのアプリ上に表示されている場所を辿っていくとお金がもらえる、みたいな。
時々、イベント的にインセンティブと呼ばれる「ボーナス報酬」も用意されています。「この時間帯に配達すると報酬が10%UPする」「○回以上配達すると○○円プラス」のように「もっと働きたい」と思わせる仕掛けがあります。
時には体力的に辛い瞬間もありますがそれはごく一部で、Uber Eats(ウーバーイーツ)の仕事の90%は楽しい。「働く=楽しい」と仕事に対する既成概念をアップデートしたUber Eats(ウーバーイーツ)は素晴らしく、配達パートナーからおおむね評判がいいのも納得です。
自転車での配達ならエクササイズができる
僕は運動して健康的な身体を維持するために自転車で配達しています。1日の走行距離は100kmほどになります。これがかなりいい運動になります。デスクワークが大半で週末もほとんど運動しなかった会社員時代に比べ、今では体力が向上し、肌ツヤまでよくなったような気がします。
配達をする都心エリアでは峠や山を超えることはもちろんないものの、かなり急勾配な坂道を何往復することも珍しくありません。夏場の気温は40℃を超えるので、わずか数十分でも大量の汗をかきます。
デスクワークとの比較になりますが、身体を動かすことは精神的にもプラスです。運動することで気分が高揚し、ちっぽけな悩みも忘れることができます。向き不向きかもしれませんが、僕はデスクワークで椅子にずっと座っていると身体がムズムズして気持ちも上向かなかった。
Uber Eats(ウーバーイーツ)を初めて、もともと痩せ型の僕でもみるみるうちに太ももに筋肉がつきました。ただし、自転車では上半身はそれほど鍛えられないので、これは別でトレーニングしないと全体的な身体のバランスが悪い気がする・・・。
運動不足を解消する目的で自転車に乗っていたら、おまけでお金を稼ぐことができるじゃんって感覚がUber Eats(ウーバーイーツ)です。
「寿命100年」といわれる今の時代、年老いても元気で若々しく好きなことをし続けるために、肉体的にも精神的にも元気でいることは当然大切ですし、Uber Eats(ウーバーイーツ)はこの点でとてもいい働き方です。
Uber Eats(ウーバーイーツ)の働き方BAD(デメリット)なところ
次にUber Eats(ウーバーイーツ)の悪いところを考えてみます。
個人事業主として様々な点で自己責任
「自己責任」というのは僕にとってあまりネガティブではないのですが、Uber Eats(ウーバーイーツ)を仕事にしようと考える多くの人にとって喜ばしくないことです。
先述した通り、Uber Eats(ウーバーイーツ)とは労使関係にありません。個人事業主として働きます。そのため、配達報酬で得られた売上を基に自分自身で確定申告を行い、所得税やその他税金諸々などを支払わなければなりません。会社員と違って一部会社が保険料を負担してくれる厚生年金にも入れません。
この点、アルバイトや会社員なら会社で諸々対応してくれ、天引きされ給与として振り込まれます。そうした税務上の面倒がありません。福利厚生とう呼べるものも配達パートナーには当然ありません。
それだけでなく、配達パートナーが何かトラブルを起こしてもウーバー側には法的責任がありません。
というとびびってしまいますが例えば交通事故を起こしてしまった場合。バイクであれば自賠責保険に加入義務がありますが、自転車で配達する場合、損害保険への加入は法的には任意です。僕は自転車でも保険加入することを猛烈にオススメします。配達途中に事故を起こして歩行者に重大な怪我をさせてしまった場合、無保険であれば数千万や億単位の賠償金を支払うリスクがあるからです。人生詰みます。
一応Uber Eats(ウーバーイーツ)でも配達途中の事故に限りこうした保険があるようですが、Uber Eats(ウーバーイーツ)の仕事をするということは、自己責任の世界ですから自分で保険を探して自分に合ったものに入っておきましょう。
なかなか孤独な個人プレーの仕事
アルバイトや会社員なら仲間がいたりチームで働いたりすることが多いと思います。Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達の仕事は個人事業主であり個人プレーです。誰かと一緒に配達するわけではなく、一人でレストランに料理を取りに行き、配達先まで運びます。
レストランやお客様に料理の受け渡しのための簡単な会話はありますが、それ以外は口を開く必要がありません。ひたすら自分と向き合う時間になります。
「バイト先で友達を作りたい」「みんなで一体感持って働くのが好きだ」という人には物足りない働き方になるはず。とはいえ、道ですれ違ったりレストランで料理の準備を待っている間に他の配達パートナーと会話するぐらいの横のつながりはあります。僕自身はみんなで働くのも好きですが、ウーバイーツをやっているのは友達づくりではありませんので一人の時間でいろいろ考えたり他の作業したりしています。
配達をどんなに頑張っても「天井」がある
稼げる金額には限界があります。一般的な金額感は僕の毎週の配達数字をみていただけたらつかめると思いますが、だいたい時給にして1,200円前後、日給1万円ぐらいが相場です。朝から深夜まで働いて2万円に届いている人もいますし、かなり研究して稼いでいる人でも時給2,000円を突破する人はいないように思います。
稼いでいる人でも「ちょっと頑張って働いた時給制アルバイト」「大卒初任給に毛が生えた」ぐらいの収入にしかなりません。1ヶ月休みなく丸々配達すれば月に30万円も届きますが、それでは自分の時間を全てUber Eats(ウーバーイーツ)に捧げることになってしまいます。それでは本末転倒です。
Uber Eats(ウーバーイーツ)なら月収30〜50万円も可能かもしれませんが、そんなに頑張ってもプライベートが犠牲になってしまうのは確実です。
Uber Eats(ウーバーイーツ)で何が積み上がるか?
ここまで読んでいただくと「なんだ、総じてUber Eats(ウーバーイーツ)っていい仕事じゃん」て思う方もいるかもしれません。そういうあなたのために、あえて苦言を呈しておきます。
Uber Eats(ウーバーイーツ)を一生の仕事にすることは絶対にオススメしません。今のところ。試しに働いてみたい、一時的な収入源として、本業を補填する副業として。そうした働き方ならUber Eats(ウーバーイーツ)はぜひともオススメします。
ではなぜ一生の仕事としてオススメしないかというと、Uber Eats(ウーバーイーツ)の仕事はキャリアアップにならないからです。会社員じゃないのにキャリアの話をするのもおかしいですが、個人事業主だからといって事業がうまくいかなければ会社員に戻る可能性も少なからずあります。というか、自分を追い込み過ぎないためにその可能性は残しておいた方がいい。
では、会社員に戻ろうと転職活動するときに例えば「Uber Eats(ウーバーイーツ)で5年間配達の仕事だけをしていました」という求職者を企業は採用したいでしょうか?人事で人材採用経験のある僕なら答えはNOです。なぜなら、Uber Eats(ウーバーイーツ)の仕事は代替性の高い誰でもできる仕事だからです。
レストランと配達先を往復するだけの単純労働、自分の時間を切り売りするだけの仕事ともいえます。確かにUber Eats(ウーバーイーツ)の仕事はよくデザインされていて働きやすいのですが、かえってそのシステムに乗っかる配達パートナーは大きな工夫を必要とせずに働けてしまいます。
「Uber Eats(ウーバーイーツ)で働いた仕事内容・経験が、他の仕事に活きるか?」
多くの人にとってこれはかなり難しい問いに聞こえるはずです。僕がUber Eats(ウーバーイーツ)の仕事で得られたと思うスキルは「都心の地理にかなり詳しくなった」ぐらい。細かい部分でレストランや配達先のお客様から信頼を得るためには?みたいな部分もありますが、それが他の仕事のこの部分に活かせると声高に言うには、企業の採用担当者からすると少々物足りなさを感じてしまいます。
「Uber Eats(ウーバーイーツ)は新しい働き方だ。会社員は古いぞ」
という声も巷で聞くこともありますが、そんなことはありません。今は稼げているかもしれませんがこれを10年20年続けることはまず不可能だと僕は考えます。近い将来、AIやロボットの技術が進歩し自動運転が実現すれば間違いなく配達パートナーは彼らに代替されるはずです。
視野を広く持って「働く」を考える
以上、メリット・デメリットからUber Eats(ウーバーイーツ)の仕事を考えてみました。
Uber Eats(ウーバーイーツ)はまだまだ新しい働き方です。だからこそ未整備な部分や保証されない部分もたくさんあります。近視眼的にUber Eats(ウーバーイーツ)を礼賛するだけではなく、リスク思考を持ちつつ次の一手を考えていきましょう。
Uber Eats最近の配達結果
先週・今週合わせての配達結果数字報告です。
Uber Eats配達記録:10月15日
時給換算1,473円。平日でもこれぐらいの数字になると稼ぎが安定してきます。
Uber Eats配達記録:10月19日
時給換算1,285円。1,200円前後で普通ぐらい。
Uber Eats配達記録:10月21日
時給換算1,568円。日給としては過去最高かもしれません。エリアによりますが最近の土日は全時間帯で倍率インセンティブ(ブースト)が発生するので稼ぎやすくなっています。
Uber Eats配達記録:10月22日
時給換算1,360円。ランチ後の14〜17時で配達できているのが最近稼げている要因です。
Uber Eats配達記録:10月24日
時給換算1,171円。昼間に予定が入っていたので数字低めです。
Uber Eats配達記録:10月25日
時給換算1,182円。朝一スタートしてディナー前には上がるのが最近のスタイルです。そのままディナータイムも稼働したらかなり稼げそう。
Uber Eats配達記録:10月26日
時給換算1,148円。サイコンの記録によると、走行距離が短く疲れを残しにくい配達になりました。普段は100km/日走りますが、この日は80kmほど。
以上、今週のUber Eats(ウーバーイーツ)配達数字報告でした。
Uber Eatsの配達パートナーに興味があれば、ぜひ一緒にやりましょー。
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週末休みの4時間だけでも十分なお小遣いになりますよ。
ひかる
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