こんばんは。ひかるです。
香川に2泊3日で遊んできました。去年の夏は「牛タン・塩釜の魚」を食べに宮城に行きましたが、今回は「うどん・瀬戸内の魚」です。
>>仙台を旅行してきたよ。おすすめの観光地とかグルメとかまとめ
僕はいつだって食べるもので旅先を決めます。食べるために旅をする。
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旅の目的がご飯なら「ツアー」がおすすめ。新幹線とマリンライナーで高松を目指す
香川に旅先を決めたら、宿と交通手段です。仙台旅行の時と同様、トラベルコちゃんでツアーを探します。
>>【トラベルコ】旅行比較サイト|格安航空券・ホテル・ツアー
ツアーといってもガイドさんがいて旅程も決められている集団行動するものではなく、宿泊宿と現地までの往復交通がセットになっているもの。宿はビジネスホテルの素泊まり、往復交通も通常購入するよりも格安にコストを抑えることができます。
3連休だし直前にツアーを探したのであまり条件の良いものがないかと思いましたが、新幹線+ホテル2泊3日で38,500円/人。通常価格だと・・・。
- 東京駅〜高松駅(往復):35,940円
- ホテル(2泊):22,800円
- 合計:58,740円
ツアーにすると約2万円節約できます。しかも往路はグリーン席。その浮いたお金で美味しいものを食べようという魂胆です。宿は寝に帰るだけ、ご飯は外で食べたいって場合は間違いなく街中心地のビジネスホテルがお得です。
6:00発の新幹線に乗り込みます。新幹線で岡山駅まで向かい、JR在来線に乗り換えて高松へ。所要時間は4時間30分。飛行機ならフライト1時間30分。新幹線だとおよそ3倍も時間がかかりますが、結果新幹線にしてよかったです。
新幹線だと朝早くから移動できますが、飛行機は目的地によりますが早い時間の便がないと現地の到着時間がほとんど同じことも。新幹線なら面倒な手荷物検査や預け荷物のピックアップ、飛行機離発着時の離席禁止もありません。飛行機は天候不良で結構や遅延は比較的多いですし空港に時間の余裕を見て到着しなくちゃいけないこともストレスだったりします。
列車旅のお楽しみ、駅弁は山形県米沢で有名の「牛肉どまん中」を食べてみました。肝心のお肉は米沢牛じゃないんですね(輸入牛)・・・泣。
「直島」で現代アートを楽しみたかった・・・
10時過ぎに高松駅到着。駅から徒歩2分のフェリーで直島へ遊びに行きます。ホテルに荷物を預けるのが遠回りだったので駅のコインロッカー(700円)に荷物を押し込みましたが、これは不正解。直島へ荷物は持っていきましょう。
高松から直島までは高速船で30分。フェリーだと50分かかるので高速船がおすすめ。高速船でもほとんど揺れないので船酔いしやすくても割と大丈夫かと思います。
直島は自転車で一周出てきしまうほどコンパクトな島です。交通手段はバスもありますが、レンタルサイクルがおすすめです。バスを待つ時間がありませんし、1日レンタルで300〜1,000円と割安。しかも自転車レンタルすれば持ち込んだ荷物はレンタサイクルショップで預かってくれます。無料で。
普通のママチャリが300円、クロスバイクや電動自転車は1,000円と様々ですが、間違いなく電動自転車を選びます。島は坂道が多くものすごい激坂がいくつもあります。ママチャリを借りてしまった女子大生(と思われる)は上り坂を登りきれずUターンしてとても見応えのある美術館へ訪れるのを諦めてました。もったいない。
電動自転車なら普段から運動してなくてもウソのようにスイスイ登っていけます。翌日筋肉痛もなし。普段からロードバイクに乗っている僕も電動自転車の潜在能力には驚きました。これ、場合によってはロードバイクよりも楽じゃん。
瀬戸内には小さな島がたくさんあって、直島の他にも小豆島や男木島など観光が楽しめる島がたくさんあります。さすがに1日で複数回るのは大変なので1日1島がいいのですが、今回の2泊3日の旅程を考えた時に僕らは直島を選びました。
直島は「現代アートの島」と呼ばれていて素敵な美術館がたくさんあります。その他にも昔からの建物の風情を残した家プロジェクトや現代アーティストによるオブジェなど島中に展開されているという触れ込みに惹かれました。
建築家の安藤忠雄が島全体を監修・美術館を設計しているにも惹かれ。
島中を自転車で駆けるだけでもとても見応えがあります。
古民家をそのまま利用したカフェや食堂もたくさん。直島の地ダコの刺身とたこめし。シンプルで素朴な味付け。
ただ3連休初日のこの日、60%以上のお店が閉まっていました。3連休は稼ぎどきではないのだろうか・・・。事前情報がなかったのでとても残念。
また、直島に行ったらこれを食え!のような名物グルメも不在なので直島ではアートを楽しむことに振り切ります。
海岸線の下り坂を自転車で駆け下りるのはとても気持ちがいい。直島は観光地でありながら地元の方も生活されています。が、自動車はあまり通らないので安心して道路を走れます。
先述したように急激な坂道も多いのでここまで高いところまで登ることになります。ママチャリじゃ不可能。
順調に直島を観光して回ったクライマックス、直島で一番楽しみにしていた「地中美術館」へ向かいます。
>>地中美術館
が!!残念ながら訪れることができませんでした・・・。前日まで長期の改修休業をしていたこともありこの日観光客が殺到。当日入場は1時間待ち。帰りのフェリーの時間が迫っていたため諦めるしかなかったのでした。
地中美術館はオンライン予約制を取っているので当日までにチケットを購入しておけばこんなことにはならなかったのですが、空いていれば当日券でもすぐに入館できるとのことだったので気を抜いてしまってました。直島に到着してすぐに向かっていれば当日券でも見る時間があったのでこれも裏目。
好みかもしれませんが、直島では地中美術館が一番わかりやすく楽しめるスポットと思いますので、事前にオンラインで購入しておくか、早い時間に向かうのが絶対にオススメです。
高松の名店ではしご酒+α
高松へ戻りホテルにチェックインした後は待望のお酒です。それぞれの詳細は別のエントリーにまとめます。
向かったのは「美人亭」。こちらは僕が敬愛する太田和彦氏推薦の居酒屋さん。決まったメニューはなくその日仕入れたお魚を刺身や煮魚、焼き魚などでもてなしてくれるなんとも素敵なお店です。
カレイの煮付け、平貝・ふぐのお刺身、イカナゴの天ぷら。美味しかったなあ。
2軒目はこちらも太田和彦氏推薦のお店。閉店間際でしたが快く迎え入れてくれました。
魚が続いたので最後は肉。香川名物の「骨付鳥」を食べに向かいます。
22時を回っていたのですが、お店は長蛇の列。食べていくのを諦めて持ち帰りに変更。
コンビニで金麦を買い込みホテルで「おやどり」。初めて食べましたが、コッテリとしていて肉厚で歯ごたえが力強く。肉食ってる感が最高です。ビールが進む進む。とにかく歯ごたえがすごいので初心者には「ひなどり」が食べやすいかも。
「うどん」と「おじさん」と「うちわ」
この旅行で一番楽しみにしていた讃岐うどん。讃岐うどんといっても「かけ」「釜揚げ」「釜玉」「ぶっかけ」などなど様々でそれぞれのうどんで名店があるのだそう。
僕は高校生の時に映画「UDON」を見て、いつか香川でうどんの旅をしたいと心に決めていました。それから10数年。色々と忙しいことを言い訳に30歳手前にしてやっと実現です。
うどん店は香川中に散らばっているので車での移動が必須。前日夕方はしご酒前にレンタカーを借りてホテルの駐車場へ停め、翌日早朝出発です。
香川のうどん屋さんはなぜか早朝6時ごろから15時ごろまでの営業が多く夕方・夜には閉まっています。朝ごはんとして、ランチにしか食べられません。厳密にはお店を選ばなければ遅い時間でも食べられるお店もあります。
うどん巡りの旅詳細は別のエントリーにまとめます。
どちらのお店も最高に美味かった。。。恋い焦がれた讃岐うどんを現地で食べられて感動です。
腹すかせに近くの金刀比羅宮へ。愛称こんぴらさん。
香川のお酒「金陵」のベンチほしい。
晴れのこの日はたくさんの人で賑わっていました。近くの有料駐車場は混雑して大渋滞。金刀比羅宮自体には駐車場がないので周辺の(おそらく)提携していない駐車場を利用します。こういう観光地近くの駐車場は観光客狩りの割高な駐車場が多いので身構えてしまいます。
あまりにも渋滞していて駐車場が見つからず入り口でニコニコと手をこまねいていたいかにも怪しいおじさんに導かれてしまったのですが、とっても良心的でした。この辺りはどこの駐車場に停めても一律1日500円。割安なのに100円の板チョコまでもらっちゃって。怪しんでしまっておじさんごめんなさい。
おいりが乗った和三盆糖のソフトクリームも美味しかったなあ。
夜まで少し時間ができたので丸亀市「うちわの港ミュージアム」へ。うちわは丸亀の伝統工芸品とのことで、自宅ですし飯づくりに使ううちわが欲しくていってみました。
>>お寿司屋さんのすし飯レシピ(作り方)。粉末すし酢も超簡単でおすすめ
へたなイラストよりもずっと使い続けられるようなシンプル無地のうちわがほしい。
と思っていましたが、買うのをやめてうちわ作り体験をすることにしました。うちわ作り体験では用意された骨組みに自分が選んだ絵紙を貼り付ける作業を楽しめます。体験を選んだのはとてもイカした絵紙と出会ってしまったからなんです。↓↓↓
たまらん。素敵なお土産ができました。
ミュージアムでは職人さんが実演でうちわの骨組みづくりを見せてくれるのですが竹一本から見事にうちわがつくられていきます。うちわづくりについて語る職人さんの熱量がすごかった(香川弁でわからないこともあったけど)。
うちわって昔から馴染みのあるものですが、どうやって作られているのか深く考えたことがありませんでした。職人さんから苦労や難しさ、てづくりにこだわるプライドを詳しく伺って、誇りを持って仕事としている姿がとてもかっこよかった。
旅の最後の夜は「寿司」と決めている
仙台旅行でもそうでしたが、最後の夜ご飯はお寿司屋と決めています。向かったのは高松の中心地にある「鮨処やまとさん」。対象の息子さんは人形町の名店「日本橋蛎殻町 すぎた」で修行されているとのこと。
僕がお寿司に魅了されたきっかけとなったのが「日本橋蛎殻町 すぎた」の前身「都寿司」さんで縁を感じてお邪魔させていただきました。
やまとさんも最高でした。こちらも別のエントリーにまとめます。
最終日は高松市中心に食べ歩く
この日は朝から雪が降る悪天候。丸亀方面へうどんを食べにいくのも考えましたが、自動車は危なそうなので高松市内を観光することに。
まずはうどんで朝ごはん。
上原屋本店近くの観光スポット栗林公園(りつりんこうえん)へ。国の指定特別名勝で400年近い歴史のある由緒正しき大名庭園。
広大な園内にはたくさんの池と築山で全部見て回るとかなり時間がかかりそうです。
園内には休憩どころで抹茶や甘味を楽しめます。
前日やまとさんで伺った香川ならではの「あん餅雑煮」を発見。白味噌ベースで大根と人参、アンコが入った餅の雑煮です。しょっぱい汁と甘い餅が一緒になっているなんて東京では見かけません。お雑煮とおしるこが一緒になった感じ?とイメージしてましたが、全く違った。とても美味しい。不思議と合うんですね。
栗林公園の後、やまとの大将にもう一つ教えてもらったグルメを食べに向かいました。
なんで香川でお好み焼き?という感じですが、こちらのお好み焼きは「きも玉焼き」。鶏のきもを使った珍しいお好み焼きでこれがとても美味しかった。
大量のラード(豚の脂)を敷き油に揚げ焼きのように焼きます。キャベツと生地の中にレバーや砂肝がゴロゴロっと入れ、最後に表面を卵でとじます。ラードの甘味を活かすためにあえてカリカリに表面を焦がしていて(だと思う)、中心はねっとり柔らか。硬めのお好み焼きと違って生地の割合も少なく、「鶏きもが入ったお好み焼き」というより「お好み焼きの生地でつないだ鶏きも焼き」という印象です。
新しい食べ物に出会った感覚でとても面白い食べ物でした。
きも玉焼きを食べた後、香川最後のご飯はやっぱりうどん(まだ食べるんかい)。
ひかる
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