《人口と自然》添加物・化学調味料は悪なのか

料理科学
Sponsored Link

ちょっと前までは自然食品信者なところがありました。

精製塩より自然塩!化学調味料や添加物は悪だ!みたいな。「精製塩は化学的に作られたものだから、自然に作られる塩の方が体にいい。化学調味料や添加物は人口的に作られているから体に悪い。」というやつです。

その考えは1冊の本で改めました。

内容についての記事です。

>>僕はずっと、とんでもない食生活を送っていました

僕はずっと、とんでもない食生活を送っていました

2018年3月1日

無知であることは色々と非効率な結果にいつだってなるし、何よりも科学についてちゃんと考えていなかったことがよくない。科学がいつでも僕たちの生活を進化させてきたはずなのに。僕は文系出身だというのを言い訳に、理系的なものから背中を向けてきましたが、基礎から少しずつ勉強を始めていまーす。

「人口と自然」という言葉について、別の切り口から考えます。

僕はどうしても次のようなイメージを持ってしまいがちです。皆さんはどうですか?

人口=研究所や工場などで人の手によって作られたもの。自然界には存在しない
自然=人の手で作られていないもの。自然界によって生まれた

これが間違いでした。

食べ物は基本的には調理し有害な物質を除去したり栄養として消化吸収しやすくすることで、僕たちはものを食べることができます。これは化学的に考えると全ての食べ物は様々な分子の集まりであるから、分子レベルで理解することで色々なことがわかってきます。

「人口〜」というものは全て、自然界にある物質を分子レベルで同じものとして再現したということ。参考文献の中では例えば、バニラの風味の大部分はバニリンという物質によるものですが、バニリンは分子式ではC8H8O3、示性式ではC6H3(OH)(OCH3)CHOという有機化合物だから、この式を頼りに再現することができます。自然界のバニリンも人口のバニリンも分子レベルでは同じものであるということです。

さらには自然でも人口でも、どちらも人間の手によって作られているということも盲点。先述した通り、食べ物は調理することで人は食べることができます。バニラの元であるバニラビーンズもそれ自体は種の入った鞘(果実)であって、そのままの形で利用はしていません。バニラビーンズなどの自然香味料は多くの場合、原料から特定の物質を抽出、蒸留したり濃縮することで使える形になります。

自然も人口もどちらも同じ物質である、人間の手によって作られている

このことを理解するだけでも、人口なんちゃらの見方が変わりますね。

参考文献

ひかる




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

ABOUTこの記事をかいた人

2013年大卒。社員3名零細スタートアップベンチャー新卒入社。組織開発コンサルに従事後、17年12月末退職。収入0からリスタート。好きなことやりたいことに素直に!ブログを綴りながら生きていく!人生実験してます。