こんにちは。ひかるです。
このエントリーではラードの素晴らしさについて書きます。ラードは豚さんの背脂です。料理にめちゃめちゃ重宝します。チャーハンはパラパラになるし、とんかつはさらに美味しくなります(とんかつ屋さんはラードを揚げ油に使っていたりする)。
>>自宅でパラパラのチャーハンが食べたい!100%成功する作り方
>>衣がはがれる理由は?サクサク柔らかジューシーなとんかつを作るコツ
ラードを家で常備している家庭は少ないかもしれませんが、ラードは安く手に入る上に保存期間も比較的長くいつもの料理がパワーアップするとなれば、ぜひとも常備しておきたいものの1つです。
サマリー
ラードの下ごしらえ
固体状のラード(背脂)を煮る!
毎度おなじみ、肉のハナマサでラードは売られています。グラム29円〜安い。キッチンでこの背脂の塊を溶かして使いやすくします。
大鍋にラードを入れて。
水と一緒に煮ます。あくまでも水の量は少なくてOKです。ラードを焦がさないようにするための水です。ラード1kgに対して100ml、ラード重さの10%ほどです。
加熱して柔らかくなったラードを刻む!
焦げない程度の強さ(弱火〜中火)で火にかけます。すると、だんだんとラードの色がピンク→茶色になってきます。
ラードは温度が高くなると柔らかく、溶けていきます。早く溶けるようにハサミでチョキチョキします。細かくする事で加熱しやすくしてラードを溶かすスピードを早めようというわけ。
ラードが溶ける液体になって泡がぶくぶくしてきます。
茶色い泡はアクです。取り除いてあげるとGOODですが、そこまで神経質にならなくていいかも。ぶくぶくで鍋が覆い尽くされてきたら火を止めます。
火を止める=ラード溶かし終了。
火の止めどきが悩ましいですが、常備したい量が液体になったら止めていいかも。あまりやりすぎるとせっかくの液体ラードが酸化して不味くなってしまいます。ラードには料理する時にベストパフォーマンスを出してほしいので酸化させないように・・・。
液体ラードをこして冷ます!
冷めると泡が消えて、透明なラードが見えてきます。保存するのはこの液体部分のみ。溶けきれなかった固体ラードだけ取り出して同じ作業すればまだ溶けますが、僕は面倒なので捨ててしまいます・・・。
ザルなどに取って固体ラードを油切りします。
細かいラードのカケラもザルでこします。
液体ラードは高温なので、十分に冷ましてからボウルなどへあげます。高温のままだとボウルが溶けちゃうので注意です。
さらに冷やすためにボウルごとお風呂場の湯船へ。
ラードを冷蔵庫で冷やし固めたら完成!
瓶詰めします。これで完成!冷蔵庫で保管しましょう。
ラードは冷えると固まって白くなります。
使う時はスプーンなどですくって。フライパンなどで熱するとすぐに透明な液体状に変化するので料理にも使いやすいです。ラードを使えば、チャーハンは驚くほどパラパラに。
>>自宅でパラパラのチャーハンが食べたい!100%成功する作り方
他にも揚げ物(とんかつや串揚げ)の揚げ油にラードを使ったり、野菜炒めの炒め油に使ったり。いつもの料理に加えると味が一段変わってきます。やはり動物脂なので植物油と違ってコクが出るんですよね。
ラードの保存期限はどれくらい?
ラードは冷蔵保存すれば結構持ちます。身体に悪そうなイメージのある動物脂ですが、実はサラダ油やごま油などの植物油よりも酸化しにくい。
細かく言うと、植物油は不飽和脂肪酸、動物脂は飽和脂肪酸が多いという違いがあって、不飽和脂肪酸は炭素の二重結合のため、酸化しやすい特徴があるんです。難しくなるので、はしょりますがとにかくラードは植物油よりも酸化しにくい。で、料理アブラの品質に酸化してるかどうかはとても重要です(酸化してない方がキレイなアブラ。アブラは料理するほど、空気に触れ保存期間が長いほど酸化する)。
ということで、ラードは冷蔵保存で結構いけるんです。
固体状のラードが売ってるスーパー、キッチンで液体に整える工程が少し面倒ですがこれがあれば料理が楽しくなること間違いなし。ラードが家にあったらかなりマニアックなので料理上手感出るかも笑。でもサラダ油やごま油みたいにいつか普通に自宅キッチンのスタンダードになってもおかしくないぐらい使い勝手がいい。
まずはパラパラチャーハン作ってみてください!家で食べるチャーハンの概念が変わりますよ・・・!
>>自宅でパラパラのチャーハンが食べたい!100%成功する作り方
とんかつは美味しすぎてお店で食べれなくなる。
>>衣がはがれる理由は?サクサク柔らかジューシーなとんかつを作るコツ
ひかる
コメントを残す