こんにちは。ひかるです。
Uber Eats(ウーバーイーツ)で配達パートナーとして累計3,700回の配達、
>>Uber Eats配達パートナーの到達点「ゴールドパートナー」について
このブログでは配達報酬の記録を公開しています。
「Uber Eatsで配達の仕事をするときに気をつけなきゃいけないことは?」
Uber Eatsで配達パートナーの仕事をしようと考えている方は「自己責任」ということに気をつけなければなりません。シフトもなく自由に働けるということで人気のUber Eatsの配達パートナーですが、良い面もあれば悪い面もあります。ちゃんと悪い面も理解した上で働かないと大変なことになります。
このエントリーでは「自己責任」の負の側面、僕が体験したエピソードを紹介します。
サマリー
- Uber Eatsと配達パートナーとの間に雇用関係はない(個人事業主)
- 何かトラブルが起きても「自己責任」で対処する
- 配達先で駐輪料金が必要な場所では絶対に駐輪してはいけない
Uber Eatsに興味があるあなたへ。
全国的にサービス拡大中です。
CONTENTS
Uber Eatsの配達パートナーは個人事業主扱い
Uber Eatsで自転車やバイクを使って配達の仕事をする人々は正式には「配達パートナー」と呼ばれます。配達パートナーはウェブ上から配達パートナー登録を済ませ、恵比寿や新宿、秋葉原などにあるパートナーセンターで配達バッグを受け取れば早ければ即日から仕事をすることができるほど手軽です。
>>Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達用バッグを緑バッグに交換してきたのでレビュー
色々なところで言われているのでだいぶ周知されてきましたが、配達パートナーは個人事業主です。アルバイトのように、Uber Eatsに雇われているのではありません(雇用関係にない)。そのため、源泉徴収・年末調整や有給制度、健康保険などなどアルバイトなら受けられるものがありません。
契約書面上は次のようなイメージです。
「個人事業主である配達パートナーは自身の運送事業を営む中で、顧客を獲得(集客)する一つの手段としてUber Eatsというサービスを利用しているユーザーである」
契約書類では異なる表現がされていますが、イメージとしてはこんな感じです。そのため、配達パートナーの仕事(配達)を依頼しているのはレストラン(顧客)であり、配達報酬もレストランが支払います(ただし便宜上、Uber Eatsがレストランから徴収し配達パートナーに支払う)。Uber Eatsはサービス利用料としてレストランから支払われる配達報酬の35%を配達パートナーから徴収している、という構造です。
個人事業主である配達パートナーは「自己責任」
Uber Eatsとは雇用関係にないことを説明しましたが、そんな配達パートナーは何かトラブルが起きても自己責任であることに注意しなければなりません。
- 配達する料理が破損してしまった
- 配達先と連絡がつかない
- 交通事故を起こしてケガをさせた・物を壊した etc.
よくあるトラブルは上記3つ。自己責任と言いましたが、1と2はUber Eatsでしっかりサポートしれくれます。サポートセンターから配達先に直接連絡してくれたり、配達先が支払い済みの料理を破損してしまったらキャンセル処理してくれたりなどなど。こちらは別のエントリーでまとめます。
問題なのは3です。バイクの場合は自賠責保険への加入が法律で義務付けられていますが、自転車は任意です。近年では無保険の自転車が事故を起こして数千万円にもなる損害賠償の支払い責任が生じてしまった事例が後を絶ちません。
配達パートナーを含め日常的に自転車に乗る人は自転車保険に絶対に入ったほうがいい。年間数千円で万が一の場合を保証してくれます。無保険は、何よりも被害者の方が損失の保証をしてもらえず一番困ってしまいます。
ただし、Uber Eatsの配達途中で交通事故に遭った場合、自転車保険は使うことができません。自転車保険は個人賠償責任保険という保険ですが、この保険は「仕事中に発生した賠償には適用できない」ことになっているためです。自転車保険が適用されるのはプライベート、通勤通学に限定されています。仕事中はNG。
仕事中の保険は施設賠償責任保険です。Uber Eatsでは配達途中の交通事故について一定範囲の保険が用意されているようです。ただし、あくまでも最低限であって細かい部分で物足りないものになっていますので、僕は施設賠償責任保険に改めて入ることをオススメします。こちらは別のエントリーにまとめます。
このように、トラブル発生にUber Eatsの配達パートナーは自己責任となるので、特に最重要な交通事故の備えとして、自転車保険・施設賠償責任保険に絶対に入ってください。
自前の自転車(ロードバイクやクロスバイクなど)を使う場合は盗難保険もおすすめです。
>>自転車のおすすめ盗難保険「すぽくる」で盗難対策を万全に!
困った駐輪場料金「自己責任」問題(レアケースだけども・・・)
僕はここまでに配達回数1,900回ほど回数を重ねてきました。トラブルってほどでもないけど様々なケースに遭遇して対応してきましたが、最近困ったことがありました。配達先にて駐輪料金を求められ、Uber Eats側では負担できず、自己負担し配達報酬がパーになったという案件です。
六本木のザ・リッツ・カールトン東京(ホテル)の客室への配達でした。ザ・リッツ・カールトン東京は東京ミッドタウンの一角にあります。ホテルへのアクセスの途中で警備員から「配達の場合は東京ミッドタウン搬入用地下駐車場へいく」よう指示がありました(これはホテルやビルへの配達ではよくあること)。
駐車場地下では駐輪券を発見して専用スペースへ駐輪する形式でした。その後、別の者の指示通り業者用入口からホテルへ入館しましたが、この導線が間違っていたことが発覚。ホテルスタッフの付き添いのもと、時間はかかってしまいましたが宿泊者受付まで移動し無事に配達完了。結局、ホテル宿泊者と同様メインエントランスから入館してOKだったようです。
しかし、メインエントランスから退館し搬入用駐車場へ降りようとしたところ「徒歩では降りてはいけない」などでごにゃごにゃし、自転車を停めた駐車場へたどり着くまでおよそ30分ほどかかってしまいました。自転車をピックアップし駐車場から出ようと駐輪券をゲートに通すと「駐輪料金600円」との表示。
!?
駐輪料金を請求されたのははじめてのことでした。しかも10分100円・・・。さすが六本木。
その後、この駐輪料金を負担してもらえないかUber EatsサポートセンターにTEL。メールにて回答がありました。
ひかる(仮名)様
Uber Eatsにご連絡いただき、ありがとうございました。再度ご連絡を差し上げるとのお話しでございましたが、こちらの窓口で質問の詳細にお答えできかねるため誠に失礼ながらメールを送らせていただきます。先の配達先で駐車料金を請求された件でございますが、申し訳ありませんが、Uber Eatsでは配達中やそれ以外、またレストラン付近や配達先での駐車で発生した料金に関しては対応致しかねます。Uber Eatsで配達パートナー様にお支払い可能となるのは、主に配達中の商品配達で発生する支払い料金の内訳やインセンティブのみとなります。もしも上記駐車料金や罰則金のような料金が発生してしまう場所が配達先などである旨分かった際には、サポートセンターかご注文者様に一度ご相談を願います。また配達続行が不可能になる場合もご相談いただければ対応させていただきますのでよろしくお願い致します。また詳しい内容のご確認はお近くのパートナーセンターでご確認をお願いいたします。上記ご質問以外で確認されたいことがございましたら、お手数ですがこちらに内容記載の上返信願います。今後ともUber Eatsをよろしくお願い致します。
覚悟していた回答ではありました。先述した通り、配達パートナーへ配達依頼しているのはレストランでありUber Eatsはサービスを提供しているにすぎません。配達パートナーの駐輪料金を負担してくれるはずはなかったんです。
この時の配達報酬は634円。駐輪料金は600円のため、なんと配達完了まで1時間ほど要した配達がたったの34円です。マイナスにならなかっただけ幸いでしたが、まったくもって意味のない配達でしたが、勉強料金です。
今後、東京ミッドタウンへの配達は絶対に気をつけなければいけませんが、敷地内への駐輪では無料か有料化の確認をまず行い、有料であれば駐輪前にサポートセンターへ相談することが必須です。みなさんもお気をつけください。
今回は非常にレアケースではありますが、このようなトラブルは今後も起こり得ます。配達パートナーは自己責任です。面倒なことに巻き込まれないためにも、twitterなどのSNSを安易に信頼せず(間違った情報をよく目にする)、自分の判断で一つ一つ丁寧に取り組まなければなりません。
今週のUber Eats配達数字報告
Uber Eats配達記録:12月19日
オンライン時間8時間25分。時給換算1,573円。
Uber Eats配達記録:12月20日
オンライン時間4時間51分。時給換算1,361円。諸事情により早めに終了。
以上、今週の数字報告でした。諸事情で2週間〜1ヶ月ほどはUber Eatsにて稼働できなそうなので数字報告はお休みします。
Uber Eatsの配達パートナーに興味があれば、ぜひ一緒にやりましょー。
全国的にサービス拡大中です。
週末休みの4時間だけでも十分なお小遣いになりますよ。
ひかる
コメントを残す