こんにちは。ひかるです。
Uber Eatsの配達パートナーとして累計3,700回以上の配達をしているUber Eats認定ゴールドパートナー経験者です。
>>Uber Eats配達パートナーの到達点「ゴールドパートナー」について
このエントリーではUber Eatsで本格スタートした「現金払い」について配達パートナーと注文者それぞれについて考察します。
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Uber Eatsで「現金払い配達」が本格スタート!
Uber Eats(ウーバーイーツ)は大手ファストフードチェーンや個人レストランまで幅広い飲食店の中から料理を配達できる今流行りつつあるITサービスです。家にいながら大手チェーンのハンバーガーや行列のできるお店の料理を食べられるということで富裕層を中心に広がりつつあります。
Uber Eatsは注文時にインターネット上で事前に決済を済ませることで、出前のように料理の受け取り時に面倒な支払いが発生しません。これまでUber Eatsの決済手段はクレジットカード一択でした。
ところがここにきて2019年2月26日より「現金払い」が本格的に始まります(一部地域で試験運用されていましたが)。Uber Eatsの現金払い配達とは、そばや寿司など従来の出前と全く同じイメージです。注文時に事前決済する必要がなく、料理を受け取るときに料理を配達する配達パートナーに代金を支払うことができるようになります。
対応エリアは京都・神戸・名古屋・福岡。東京・横浜エリアは現状非対応です。
注文者にとっては嬉しいUber Eatsの現金払い配達
これまでUber Eatsは事前決済クレジットカード一択でした。日本ではまだまだ現金決済が根強く、クレジットカードを持っていない、またはクレカは使い過ぎが怖い・・・はたまた借金や滞納によるブラックリスト入りでクレジットカードを作れない、などなど、クレジットカードは海外に比べ普及していないのが実情です。
そんなわけで、これまでも十分サービスが拡大しているUber Eatsですが現金決済大国日本でポジショニングを強めるためにも現金払いを始めるわけです。
これは既存のUber Eatsユーザーよりも、現金払いOKによって増加する新規ユーザーにとって朗報です。というのは、既存ユーザーはもともとクレジットカード決済に抵抗がない人たちなはずで、普段からクレカを使っているのは現金にはないメリットを理解している人たちだからです。
一方、「便利なUber Eatsを使ってみたいけど、クレカ支払いなのがネック・・・」と躊躇していた人たちは一定数存在しているので、多くの人がUber Eatsを使う機会になるはずです。
ただ、僕からすると「現金払い」は少し疑問符がつきます。それはUberのような先進的なITサービスが少し前時代的感のある現金を許容するという点です。UberはITを使って様々なことを効率化しています。例えば、、、
- タクシーをスマホ一つで配車できる
- 様々な料理を手軽に配達注文できる
- 配車や配達の仕事を人々に提供する
Uberのサービスによって僕たちのライフスタイルは大きく変わろうとしています。しかしなぜ現金に迎合するのか・・・。というのも、クレカは現金よりも様々なメリットがあります。
- 常に現金を用意する必要がない(ATM不要)
- ポイントが貯まる(現金よりお得)
- 分割払いが可能
現金であれば、定期的にATMでお金をおろさなければなりません。その時に手数料がかかることも。また、クレカ決済ではポイントが付与されるため、例えば年間100万円決済すると、一般的には1万円分のポイントが貯まることになります(還元率1%の場合)。そして、条件はありますが分割払いにすれば支払いのタイミングを遅らせることまでできます。
そんなわけで現金はクレカに劣る点がいくつかあるわけで、様々なことを効率化しているUberの思想と親和性が低いように感じます。個人的には現金払い配達の本格スタートは意外でした。
ただ、先ほども書いたように現金決済が主である日本において、決済手段の多様化は確実に受け入れられるだろうと思います。
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現金払い配達は朗報です。注文者にとっては。
残念ながら配達パートナーにとっては厳しい変更点です
僕はUber Eatsで配達パートナーをしています。これまで述べ3,700回以上の配達実績があり、Uber Eats認定ゴールドパートナー経験者です。
>>Uber Eats配達パートナーの到達点「ゴールドパートナー」について
今回の現金払い配達の開始は配達パートナーにとっては「悲報」に近しいものがあります・・・。
ただ、もちろん意義もあって、現金払いができるようになることで先述した通り新規ユーザー増が確実です。それによって自分が担当する配達数が増えるのは間違いがないことです。
ただし、これまでは注文者に料理を受け渡すだけでよかったオペレーションが大きく変わることになります。しかも、とてもセンシティブなお金を扱う必要が発生するんです。これは配達のハードルが上がると言わざるを得ません。
実際にUber自身も次のように配達パートナーへアナウンスしています。
注文者がいつもぴったりの現金を渡すとは限りません。配達をスムーズに行うために、常におつりを用意しておきましょう。注文者が毎回1万円札でお支払いしたとしても、常に正しい額のおつりを渡せるように準備しておきましょう。
「注文者が毎回1万円札でお支払いしたとしても、常に正しい額のおつりを渡せるように準備しておきましょう。」これはかなりのハードルです。極端な話、9,990円(Uber Eatsの最低価格は10の位からなので1〜9円は発生しません)を常に持ち歩かなければならないわけで、複数回の現金払いに対応するとなればさらに多くの紙幣と硬貨が必要になります。
仮に注文者が1万円札で支払うのならまだいいのですが、お釣りをキリのいい数字でもらおうと、たとえば「1,250円」の代金に対して「1,750円」で支払えば注文者は「500円玉」でお釣りをもらうことを期待します。もし、配達パートナーが500円玉をもっていなければ、不満に思う注文者もいるかもしれません・・・。
運営はそこまでシビアに考えておらず、1円のズレなくお釣りが支払えばOK(例で言えば100円×5枚のお釣り)だと思いますが、注文者が納得するかはまた別の話です。
現金を持っていない時に間違えて現金払い注文を受けてしまった、注文者と現金の受け渡しをするタイミングでお釣りで渡すための現金が足りないことに気づいたなど。こうしたミスが必ず起こることと思います。ここで注文者がストレスに感じてしまえば、現金払いのユーザーはUber Eatsを利用しなくなってしまうこともあるはずです。
また、注文者から受け取った配達料金は全て配達パートナーの報酬にはなりません。そこにはUber Eatsへのサービス手数料が含まれているからです。この場合、その他の通常配達(非現金払い)の配達報酬から控除されることになります。例えば、現金払い配達で注文者から配達代金1,000円を受け取ったら、そのうち35%の350円はサービス手数料としてUber Eatsへ支払う必要があり、この350円は他の通常配達報酬から差し引かれます。通常配達報酬が2,000円あったとしたら、現金払い配達のサービス手数料分350円が控除され、1,650円が配達報酬として翌週に振り込まれる、という仕組みです。仮に通常配達報酬分が不足し控除できない場合は、あらかじめ登録する配達パートナーのクレカへ請求されることになります。
このように現金払い配達は配達パートナーにとって煩雑で、通常配達に比べ難易度が高いものです。実際には配達依頼が来るタイミングで現金払い配達であることがわかるようになっていますし、配達パートナー用アプリのオプションで事前に「現金払い配達を受けるか否か」を選ぶことができるので今まで通り通常配達だけを受ける設定にすることも可能です。
僕は東京エリア担当なので今のところ現金払い配達を体験することはありませんが、どれだけ配達数が増えるのか、実際に現金授受の手間はどれほどのものか、実際にやってトライしてみたいです。
財布を持ち歩くより、現金を大量に持ち歩く必要があるのでこうしたウェストポーチが重宝します。
Uber Eatsの配達パートナーに興味があれば、ぜひ一緒にやりましょー。
全国的にサービス拡大中です。
週末休みの4時間だけでも十分なお小遣いになりますよ。
ひかる
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