こんばんは。ひかるです。
Uber Eatsの配達パートナーとして累計3,700回の配達をしている
>>Uber Eats配達パートナーの到達点「ゴールドパートナー」について
このエントリーをご覧になっているあなたは次のどれかかと思います。
- Uber Eatsの配達の仕事に興味がある
- すでにUber Eatsの配達をしている(配達パートナー)
- 配達中に交通事故に遭ってしまった
巷では「シフトがなくて自由に働ける!」と話題のUber Eatsですが、何かトラブルがあれば自己責任で対処しなければならないことがほとんどです。なぜなら、配達パートナーとUber Eatsとの間には雇用関係がなく、あくまでも業務委託契約の一種だからです。
最近ではアルバイトでも珍しくなくなった労災はもちろんありませんし、今回紹介する交通事故の際は配達パートナーが自分自身で事故の相手方と解決まで対処しなければなりません。
僕は実際に配達パートナーになりたての頃に交通事故に遭遇してしまい、なっかなか大変な目にあいました。
※後述しますが、Uber Eatsでも配達パートナー向けの保険が用意されています。が、限定的な補償内容です。あてにすると困ることになります。
Uber Eatsに興味があるあなたへ。
全国的にサービス拡大中です。
交通事故の概要
僕が自転車配達中に経験した交通事故について説明します。
配達完了した後、パートナー用アプリを立ち上げたまま(次の配達依頼待ち)、自転車を走らせていました。片側一車線の広くなく路肩にパーキングメーターがついている道路です。
自転車は車両に当たるため、基本的には歩道ではなく車道を、左に寄せて走らなければなりません。ただし、路肩に自動車が駐停車している場合はその右側を通行します。
駐車自動車(ブレーキランプ消灯)の横を通行した瞬間、直前(およそ50cmほど)で車両右側の運転席が突然全開になり、避けようとしたものの接触。自転車のスピードはそれほど出ていなかったのですが、激しく転倒してしまいました。すぐに警察を呼び、交通事故として記録に残します。
このあと保険会社を交えてやり取りがあるため事故の当事者同士で連絡を交換してその日は終わります。
過失割合は「100:0」となる
交通事故で重要となるものの一つとして過失割合があります。
事故の当事者それぞれの落ち度を数値化したものです。過失割合は警察が決めません。むしろ警察は介入しません(民事不介入)。交通事故の当事者同士が話し合って決めるのが過失割合です。
今回は自動車尾灯が消灯していた、接触直前でドアが全開になった、自動車運転手がサイドミラーや目視による後方確認をしなかったこともあり、過失割合はすんなり100:0で落ち着きました。
今回の場合、明らかに自動車側に落ち度があり、僕が被害者/ 相手方が加害者と考えてしまいそうですが、一般的には自動車と自転車の場合、100:0(自転車である僕の過失ゼロ)でまとまるのは稀です。自動車と歩行者の事故なら状況は変わりますが、自転車は法律上車両にあたること、また今回のように走行中であると少なからず10〜20は過失を認めざるを得ないことも珍しくありません。
今回は相手方が自己申告で非を認めてくれたため100:0となりました。が、問題はここからです。結果的に、示談がまとまるまで9ヶ月も要してしまいました。
まず、今回の事故ではUberの保険は使えません。理由は2つ。
- 配達依頼待ちでの事故のため、Uber Eatsの業務中ではない
- 仮に業務中であっても、保険が使えるのは過失があった場合のみ
1については意外と盲点です。Uber Eatsの配達は次の流れになります。
配達パートナーアプリ立ち上げ → 配達依頼待ち※ → 依頼通知。受諾 → レストランへ料理のピックアップ → 注文者へ配達 →※へ戻る
今回は「配達依頼待ち」での交通事故。これはUber Eatsの業務に当たりません。配達の仕事を受ける契約は配達依頼を受け〜注文者へ配達までの間のみです。Uber Eatsの保険が使えるのはこのステップのみ。
また、仮に業務中の交通事故であってもUber Eatsが用意している保険は「対人・対物」の補償となります。これは配達パートナーの過失で物を壊してしまった時の保険です。例えば、自動車と衝突して自動車に傷をつけてしまった、歩行者に怪我をさせてしまった、この時に保険金が支払われます。
今回、僕の過失はゼロとなっていますし、相手方に怪我や器物破損がないため仮に業務中であったとしてもUber Eatsの保険は使えないわけです。
そんなこともあろうかと、僕は自転車保険に加入していました。こちらには保険会社による代理人交渉が含まれています。が、これも使えません。同様に、過失割合がゼロの場合は保険会社は代理人になれないからです(この時はそんなこと知らなかった〜)。わざわざ保険に入った意味ナシ。
この事故での苦い経験から自転車保険は選びなおしました。ポイントは「弁護士費用特約」と「施設賠償責任保険」です。
>>自分の治療費まで出る!au損保の自転車保険「Bycle(バイクル)」をレビュー
自動車同士の交通事故は本来、相手方と自分方の保険会社同士で示談締結まで交渉するのが通例。ただし、僕は保険がどれも使えないので自身で相手方の保険会社と交渉することになりました。
続きはまた後日。
Uber Eatsの配達パートナーに興味があれば、ぜひ一緒にやりましょー。
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週末休みの4時間だけでも十分なお小遣いになりますよ。
ひかる
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